あなたは毎日、心配しても仕方のないことに悩まされていませんか?
例えば、明日の天気が気になって眠れない、未来のことに対する漠然とした不安に襲われる。
実は、私たちの心配の多くは自分ではどうにもできないことに対して向けられているのです。
そして、それが日々の喜びを妨げ、心身にストレスを与えてしまっています。
心理学の研究によれば、私たちが心配していることの約85%は実際には起こらず、たとえ起こったとしてもほとんどの人は予想以上にうまく対処できることがわかっています。
それにもかかわらず、心配することは身体的にも精神的にも健康に悪影響を与えてしまうのです。
そこで、この記事では心配をうまくコントロールし、より充実した生活を送るための6つの対処法をご紹介します。
これらの方法を実践することで、心配を手放し、今この瞬間を楽しむための力を手に入れましょう。
心配の研究からわかった事
どんな人でも1日1回以上、心配しても仕方がないことを心配していると言われています。心配しても仕方がないことというのは「自分には変えられない事」です。ほとんどの人は1日に数回はこの自分には変えられない事を心配しているのです。
たとえば、「明日雨が降ったらどうしよう・・・」とかですね。こんなものは人には変えることができないわけです。
しかし、なぜ?と聞いても理由はないのです。しかし。この類の心配は今この瞬間の喜びを見つけ出す思考を邪魔をして、体と心の両方にストレスを創り出しているのです。
一般的な心理学などによる心配の研究によると以下の結果が出ているそうです。
・私達が心配していることの約85%はおこらない事です。
・心配している事がおこった場合、心配をしていようとしていなかろうと79%が本人がおもっていたよりもうまく対処したと述べた。
・心配を強調する人よりも手放す人のほうが健康になっている。
つまりこれらの研究結果は、心配をすることは意味がないどころか心配をすることによって身体的にも肉体的にもストレスを与えてしまっているのでマイナスになっていることを示しています。
そのため、この記事ではあなたが心配をもうちょっとうまくコントロールするのを助けるための戦略を6つ紹介していきます。
不確実性を受け入れてその中にある機会に目を向ける
私たち人間の人生は確実なものよりも不確実なもののほうが多いし、そもそも確実で決まっているものに対して人は必ず「飽き」がきて「新たな刺激」を求め始めます。
そのため、人間は予測不可能であるほうがあらゆる感情を感じられて楽しいと感じるようにできているのです。その中で心配をすることはあるかもしれませんが、、、それをどう楽しめるようにするのかがポイントです。
そのためには予測不可能な事がおこった時。
そこに新たな機会を見出す習慣をつけることです。
例えば、食べ物を食べに行って定休日だった場合・・これまでチャレンジしたことのない食べ物を食べる機会だとうけとったり、どうせここまできたから何か体験してみようとしたりするなど。
予測不可能な事が起こったからこそ新しい機会を得てそこで良い体験をしましょう。もちろんそこには失敗もありますがそれは気にせずに良い体験ができるまでやってみましょう!
友達に電話して心配事を話してみる
あなたのその心配事について誰かに話すことは・・・あなたの持っている心配事が現実的であるかどうか?心配する価値があるかどうか?を判断する材料になるはずです。
そして、その心配に対して自分が何ができるかのアイディアをもらうキッカケにもなるはずです。そのため、誰かに話してみるというのは1つの手ではあります。
ただ、注意が必要なのは話す相手です。
とりあえず共感をしたりあなたと同じくらい心配性な人ではなく、あなたのことを思い反対意見を言える人であったり、現実的に物事を見れている人に対して話すのがベストです。もしかしたら、あなたの心配の一部を楽にすることができるかもしれません。
マインドフルネスを実践
マインドフルネスは今この瞬間に集中することができるためのツールです。瞑想などを通じて自分を今この瞬間におくことができるようになれば心配は自ずと減っていきます。
そして、このマインドフルネスは習慣化すれば自己肯定感を高めたりメンタルの安定によるパフォーマンスの向上を図ることができるようになります。
まずは呼吸に集中して吐く事に強く意識を向けるところから始めて10分間の座禅・自然の中で取り組むなどをするだけでもストレス軽減ができ心配事に意味がないことを実感できるはずです。
別のタスクで気持ちを分散する
あなたがもし頭の中で心配事を取り除くことができないのならば・・・・無駄なことをしてください。合理的に生きるためには非合理的なことをあえてやることによって合理的でないものを判断できるようになるように・・・
別のことをすることによってそっちに集中するように強制的に働きかけましょう。趣味の練習や本を読むなど、没頭できるタスクを選ぶと非常に効果的です。
例えば、塗り絵をする・一人旅に出かけてみる・パズルをやるなど他のことをやって心配事から頭を離すと戻った時に「心配しても仕方ないことだな」と気づくことができやすくなります。
運動をする
運動をすることによって、ストレスホルモンのレベルを下げて気持ちの良い脳内物質を生成することができます。それによって自己イメージを高めることができるので心配から抜け出しやすくなるでしょう。
運動中にも心配から抜け出すのが難しい場合はヘッドフォンで音楽をきくか更に負荷の高い運動をしてください。考えることができないくらいに疲労をすれば心配は消えます。
ちなみに私の場合は毎日低山登山をしているのですが、頂上付近では毎回何も考えず頂上につくことしかかん考えられなくなるのですが・・・下山中に今までにないアイディアがおもいついたりするのでオススメです。
心配ノートを作る
もし、それでも心配をしてしまうのであるのならば・・・それを避けようとするのではなくまずは心配する自分を受け入れてあげたほうがいいです。
特に最初は受け入れた方がいいです。
しかし、心配の沼にはまらないように、心配ノートというものを作ってでもいいので時間を決めてその時は心配に徹底的に集中するようにしてください。
「私は今〇〇で心配している。」
このテンプレにあてはめて書いていきましょう。そしてでなくなったら心配事をやめなければいけないというルールを設定しましょう。紙に書きだして書くことがなくなったらやめる。
その時にはあなたは頭の中が真っ白の状態になるので是非試してみてください。
最後に
この記事では、心配しても仕方のないことへの対処法として、6つの方法をご紹介しました。
不確実性を受け入れること、友達に話すこと、マインドフルネスの実践、別のタスクで気持ちを分散すること、運動をすること、そして心配ノートを作ること。
これらの方法を実践することで、心配に対する見方や感じ方が変わり、心身の健康が向上するでしょう。
心配は完全に消え去ることはありませんが、上手に付き合うことで、ストレスを軽減し、日常生活をより豊かにすることができます。
心配事を手放すことで、今この瞬間をもっと楽しむことができるはずです。
ぜひ、今回紹介した対処法を日常に取り入れて、よりポジティブで健康的な生活を目指してみてください。あなたの心が軽くなり、毎日がもっと楽しくなることを願っています。