「否定されるのが怖いです・・・」
「こんなに頑張ってるのに否定される・・なんで?」
「否定されるとイライラしてキレそうになります・・・」
自分なりに頑張っているつもりなのに、職場や恋人などに否定をされてしまって不快な気持ちを感じていませんか?
確かに否定ばかりされていると不快感たまりますよね。
そして・・下手をすると自己肯定感まで無駄に下げてしまう可能性もあがってしまうのです。
とは言ってもこの世から否定が無くなることはありません。
なのでこの否定を完全に排除しようとしてもあまり意味がない事ではありますが、無駄な否定をなくし自己肯定感をさげるようにはしないほうがいいです。
そこでここでは、
・どういう否定が危険なのか?
・否定される代表的な3つの原因
・否定されなくなる5つの対策
について解説をしていこうとおもいます。
これを学ぶことによって、以前よりも否定に対して不快感が消えて否定を減らすこともできるようになるので是非最後まで読んで実行をしてみてください。
否定をされ続けるとどうなるのか?
まず、人は誰だって否定をされる経験をしています。どれだけ天才でも有名でも否定はされているしこの世に否定を経験していない人はいないです。
そして・・否定をする人は自分は否定してるんだ!
ということを認識しているのではないのです。
これはきっとあなたもそうです。
そして、この否定というものに耐性がある人と耐性がない人がいてちょっとした否定でも「自分には生きている意味がない」とまで思う人もいます。
この否定というものにパターンがあります。
- 生き方を否定(過去・両親・人格・存在)
- 考え方を否定(価値観・思考)
- 行動を否定(意見・言動・行動)
この中で最も不快感を生むのは「1」が大きいですが「2」に関して。自分の内側や歴史に対する否定は人の感情を大きく揺さぶる効果は確かにあります。
しかし、こういった否定自体は実はあまり大きな影響はありません。なぜなら、その否定される環境から抜け出してしまえば一時的に否定されなくなるから。
しかし・・・
”同じ環境下で否定をされ続けて逃れられない”
または、逃れずただただ堪えているという選択をしている人ほど自分自身の存在価値を低下させてしまって自己否定感に苛まれる傾向が高いのです。
なので
- その場から離れる
- 否定にたいして耐性をつける
- 否定されないようにする
- 否定にたいして対処ができるようになる
この4つのいくつかの選択ができないと不快感の嵐に巻き込まれ、「全ての人類が敵だと認識」「自分は生きている価値のない人間」だと学習してしまう可能性が増してしまうのです。
否定される3つの原因
では、そもそも人はなぜ人を否定をしてしまうのか?それを一言で言ってしまえば、彼らはなんらかの「不安、恐れ」を抱いているからです。
そして、その彼らの不安や恐れを抱くトリガーを引くほど否定をされるようになるのです。と言ってもわかりにくいと思うので、もっと具体的に否定される原因を3つに分けて見ていきましょう。
問題を解決し損害を減らすため
まず最初の否定される原因は「あなたの行動によってなんらかの問題をおこさないため・損害を減らすための否定」です。
例えばあなたが仕事で問題がおこる行動をしていたとしましょう。それを解決をしない限りはまた同じ問題がおこってしまいますよね。
「それならやめてほしいことを言うだけじゃん!」
と思うかもしれませんが、沢山あると覚えられないし、臨機応変な対応が必要な仕事の場合は考え方のほうを理解してもらわないといけなかったりするので結構丁寧な説明が必要な場合があるのです。
中には自信満々にできます!とか言ってできないパターンとかもあるので、根気が必要だったりするのでこの根気がない人はガッツリ否定をしてきます。
しかし、どうしても問題を指摘するときには否定になってしまうのも事実なのでこの場合は否定されてキレたり怖がったりしてしまうと逆にあなたの学びの機会を失う事になりかねません。
自分の正しさを証明するため
私達人間は誰しも自分の考えや生き方を正しいと思ってしまうものです。自分は間違っていると思いたくないもの。そして、自分の身近なグループには自分の正しさを認めてほしいと思うもの。
それを否定されたような行動や考え方に触れると否定をしたくなるのです。
もちろん、それが客観的に正しかったりそのジャンルにたいして経験値が明らかに多いのならば耳を傾けたほうがあなたにとってプラスですが、そうでなくただ単に正しさの証明をするためならば・・
まともに受け取る必要はないかもしれません。
ただ、こういった正しさを議論することによって発見があったりするのも事実なので、まずは相手の意見に耳を傾けるところから始めた方がいいでしょう。
その人の自己肯定感が低いから
そして、、、よく何の根拠も一貫した考えもなくパワハラやモラハラなどマウンティングをし否定する人がいますが目的もなく否定ばかりする人ほど。
その人の自己肯定感も低い傾向が高いです。
実際、クライアントさんの中でもバリバリ働いて仕事ができ、否定の多いイケイケの社長さんがちょっとケガをしただけで自信がなくなってどうしよう・・と相談に来ることもあります。
自信があるように周囲には見えてるけど実は子猫ちゃんのようにカワイイ。
という人は結構多いのです。
そして、そういう人ほど普段は自分を大きく見せるためポジティブやとりあえずの自信で「ない」人に対して攻撃的になるのです。
これは本当は自信がないから・・・なんですね。
そのため誰かや何かを否定して自分のほうが上だと言うしか手段がないのです。
このように、否定をする人達はこのような事が原因で否定をしてくるのです。中には複数混ざってる時もありますが、必ずしも「否定=ただただあなたを否定」しているわけではないというのはなんとなくわかってくれましたか?
つまり・・あまり気にしすぎる事ではないってことです。
と原因がわかっても、あなたが否定をされたときに実際に対処できなければ意味がないのでここではその対処法についても紹介していきましょう。
否定されなくなる5つの対処法
否定されるのが怖い気持ちの対処法
もし、あなたが否定をされるのが怖くて怖くて仕方ないのならば・・・まずはその恐怖心をなんとかする必要があります。
しかし、恐怖心そのものをなんとかするのは認知行動療法などがオススメですが、今すぐ一人でなんとかするのならばまずは恐怖からくる体の緊張状態をなんとかするところから始めましょう。
そのために最もシンプルで簡単な方法が「呼吸」です。
呼吸は無意識を意識的に働かせられる最も簡単なので恐怖を感じたらすぐさま呼吸を正すようにしましょう。
やることはシンプル。
恐怖を感じた時は基本的に呼吸を吸う方に意識がむいて沢山酸素をいれようとするのですがこれを逆にするのです。
つまり吐くほうに意識を向けるのです。
吸ったらその倍の時間(8秒くらい)息を吐く方に意識を向けてください。
それだけで体の緊張が緩和してリラックスした状態になれるはずです。
否定されやすい人の改善法
いつもいつもなぜか否定をされる・・・他の人よりも否定されやすくて困っている人は。
まずすべきことがあります。
それは・・なぜ否定をされているのかを知ろうとすることです。
先ほどの3つの原因がありましたよね?
もしあなたが否定をされやすいのならば、そこは知っておかないとそもそも何をすれば否定がなくなるのかわからなくなります。
で、かなり頻繁に否定をされている環境ならば「どうして◉◉と言うのですか?」と聞いてもすぐには引き出せません。そのため「いつから?」「具体的にどんな行動が?」「なぜそれがダメなのか?」などなど深掘りして聞いてください。
もしかしたら・・・そもそもあなたを否定していたわけではない。
なんていうのが大半だったりするんですけどね。
否定されてイライラしキレる人の対処法
否定をされイライラしてキレてしまうと;・・・そもそもその人間関係さえも破壊しかねません。
そして、「なぜ?何を否定されてるのか?」さえもわからなくなってしまいます。
イライラやキレてしまうとどうしても知能指数が低下してしまうので相手の話もまともに聞けなくなってしまいますから・・・
そのため、もしあなたがイライラしやすいのなら。
”数を数えましょう”
どいうことか?というとアンガーマネジメントという怒りの感情をコントロールする心理学では、怒りの感情は◉秒で治まるというデータが出ています。
その間にイライラや怒りを行動で表す事でより怒りを拡大させてしまっているんです。
ではなく、◉秒間頭の中で数える。
ことによって随分イライラや怒りが軽くなるのです。
更に怖い人向けのアプローチをプラスして呼吸を整えながらやるとなお効果的です。
否定されたと感じやすい人の対処法
先ほど、ほとんどの否定は「あなたを否定しているわけではない。」と言いましたが、実際ほとんどの否定は突き詰めると否定じゃないんです。
解釈の違いや相手の思い込みが原因なんです。
例えば、あなたが何か主張をしたときに相手が「は?なんで?」と言う言葉を「聞いておいてその意見を否定されるんじゃないか?」というように否定だと捉えることってよくあるんです。
否定されるんじゃないか?
というイメージを作った時点で否定だと感じてしまうんですよね。
もし、あなたがそういう傾向があるなと思うのならば、否定されているかどうかわかるまで向き合ってみてください。
たぶん、最初は堪えられないかもしれません。
しかし、そのたびにこう自分に問いかけてください。
「もしあなたのことを本気で心配しあなたの幸せを願って言っているのだとしたら否定されたと受け取ってていいのか?」
と。最初はうまくできないかもしれませんが、勇気をもって根気をもって取り組んでください。
頑張ってるのに否定される人の対処法
これはよくクライアントの相談でも、カフェや飲み屋でも内容はそれぞれですが「こんなに自分は頑張ってるけど認められない!」「こんなに頑張ってるのに否定された。」ということを言ってるのを聞きます。
確かに。否定されないように頑張って頑張ったのになぜこんなに否定されるの?
と疑問に思いますよね。
確かに一生懸命頑張ることは素晴らしい事だしあなたも相当必死に頑張ってるはずです。
でも、あえてハッキリ言います。
「頑張っても何も解決しないしよくならない。」
ということを。
よく考えてほしいのですがほとんどの人が頑張るというととにかくむやみやたらに色々やってみたり一生懸命働こうとします。
でも、頑張るというのは「働く・動く」という意味だけじゃないはずです。
「頭を使ってやり方を工夫をして効率的・効果的にする。」
これも頑張ることに一つですよね。
そのため、むやみやたらに頑張って働いて否定をされるのならばちょっと立ち止まって見てほしいのです。
上手く出来ている人をマネたり創意工夫をしたりして見ましょう。
または教えを乞いてもいいでしょう。
頑張って働かず否定されない道が見えたらあなたにとってもプラスになるはずです。
最後に
さて、いかがでしたか?この記事では否定されて不快感を感じている方に向けて原因と対処法について紹介をしてきました。
大体の対処法については解説できたのではないかなと思います。ただ、最後に大事な事なのでもう一度言っておきたいことがあります。
それは否定はなくならないって事。
そして、
わざわざそんな否定や批判で無駄なストレスを抱えない事。
ということを。
もちろん100%は無理だと思いますが、そもそも否定の中には、「どうでもいい否定」もあるものも多いですが、それが人間関係を深めたり尊敬を得たり、学びや成長を加速させてくれたりするものもありますから。
そのチャンスを無駄にしないでくださいね。
そして、もっと穏やかな日々を過ごして周囲からも器の大きい人だと思われるようになりましょう!一歩ずつ!それでは!