人生は生きていれば誰しも挫折はつきものです。恋愛や仕事。大人になればお金や離婚や人間など・・・ありとあらゆる挫折がおこるものです。
はたまた自分自身に対する絶望もあるかもしれません・・
そんな挫折を経験している今。
あなたは立ち直れるなんてとてもじゃないけど思えないかもしれません。
それどころか、立ち直る以前に自信を喪失し絶望を感じているのかもしれません。
立ち直るのに何年かかるかわからない・・そう思っているかもしれません。
しかし、挫折からは立ち直るのは早い方がいいです。なぜなら、挫折した状態が続いてしまうとそれが当たり前になってしまう可能性があるからです。
そうならないためには、挫折をしたときにいち早く乗り越えるメンタルを手にいれたほうがいいです。
そこでこの記事では、挫折からいち早く立ち直る際の考え方から具体的ステップまでご紹介していきますので是非参考にしてください。
挫折の種類3パターン
人生を生きていく上で直面する可能性のある挫折というものは、個人個人、職業や経済状況や環境によって細かくわければいろんなパターンがあります。
個人的挫折
個人そのものの挫折ならば、ケガ・病気・精神的な病気の問題。他にも別れや離婚・人間関係や家族の争いなどがあります。そして、中には子供や愛する人を亡くしたり、仕事や家を失ったり希望や夢が打ち砕かれたなどの喪失。
社会的挫折
そして、社会的な損失では、会社に対する損害やパワハラ上司の下で働くことによって仕事の見落としがあったり昇進のチャンスを逃したり、資格や権利のはく奪・リストラなどもあります。
経済的挫折
お金を失ったり投資がうまくいかなかったり、家などの資産が燃えたり、仕事が見つからないなどの経済的損失による挫折です。
ほとんどの場合、1つの挫折が他の挫折とつながっていて影響をしあっています。例えば、離婚をしたことによって仕事をやる意義を失って給料が下がって・・というように関連しちえるのです。
ただし、一歩下がって状況を管理して挫折に対処することは不可能ではありません。
挫折を利用して立ち直る考え方
もし、あなたが何らかの挫折を今経験しているのならば・・・とても苦しい状況かもしれません。実際、私も沢山の挫折を味合ってきましたが落ち込み凹んでいても仕方ないと今では思えるようになりました。
落ち込んで凹んでも現実は何もかわらない。
だから、ある程度休んだり小さな自信を積み重ねて回復したら自問自答してほしい質問があります。
「挫折をどう利用して立ち直ったらいいのか?」
を。別にインフルエンサーになる必要もないしベストセラーになったり、世界中のステージに立ったり、有名経営者になる必要はありません。
でっかい夢を見る必要も投げやりになる必要もないのです。
小さなところからでもあなたは誰かに価値を提供することができるし、小さな小さな挑戦を始められるだけの環境はそろっています。
そして何よりも。あなたの挫折経験は・・・誰かの挫折を防ぐ事に役立つはずです。もちろんそれをすぐやる必要はありません。しかし、こういうことも可能であるということがわかっていれば、未来に目を向けた時にネガティブなものをポジティブに変える方法を思いつくこともできるのです。
別に大きな変化でなくてもいいのです。
あなたの挫折や失敗やミスは一体どんな人の助けになることができるでしょうか?
まずはこの視点を大前提にもっておいてください。
その上で
人生のあらゆる挫折を乗り越えるための強力な3つのステップ
STEP1.まずは認めて味わいつくす
挫折をしたとき・・・ほとんどの場合はその挫折を回復させたりそれ以上の成果を出そうとしたり、すぐに乗り越えようとしたりポジティブにとらえようとします。
しかし、それは最初にやる事ではありません。
それはギャンブルで負けて焦りなんとかマイナスを取り戻そうとしてドツボにはまる人達の思考パターンになってしまい余計に痛い目に合う羽目になります。
まずは素直に挫折を認めて味わってください。
辛いですか?イライラしていますか?怒りを感じますか?恥ずかしいですか?そういった感情になるのはなんら不思議なことではないのです。
感情を否定してはいけません。
まずは挫折を認めて怒りや欲求不満・悲しみ・恐怖・失望・心配・不安・恥ずかしさなどの感情を感じてください。それを誤魔化して酒を飲んで忘れるようなことはしないでください。
忘れても現実は変わることはありませんし感じない限り・・・「本当の意味で乗り越えよう!そこから学ぼう!」とは思えないのです。
※無視しても逆効果
と言われても向き合いたくない・・・という気持ちはわかります。その辛さや苦しさを認めてしまったらその気持ちに引っ張られそうになるかもしれません。しかし、心理学的には感情は出した方が解放されるとされています。
我々のコースなどでもこれはやってもらおうようにしているのですが、うまくできないならコーチやセラピストに協力してもらうと上手に感情を解放できるようになるはずです。
STEP2.立ち止まり挫折を分析する
心がスッキリして気持ちが楽になってもまだ行動には移さないでください。気持ちが楽なったからこそ初めて考える余裕がうまれるので「挫折から学んだこと・自分が本当に望むもの」について考えていきましょう。
一歩下がった視点にたってみていくことによって見えてくるものがあるはずです。
① 明確にしましょう。
既にあなたは挫折の原因というか要因は見えているはずです。しかし、そこにはまだ目を向けないでください。まずは、「この挫折をから自分が次のステップにいくために何を望み・何を望まないか?」を明確にしましょう。
あなたが挫折をしたということは何かが間違っていたというのもありますが、望むものを間違えていた可能性もあります。
・別れたあった
⇒その人間関係に何が必要?⇒そのために何をする?
・仕事を失った
⇒今後のキャリアでは何をしたい?⇒本当にしたい事?
このように考えていくことによって何が重要なのかが見えてきてこれから何を得たいのかをこれまでよりも明確にすることができるようになるでしょう。
② 挫折から学ぶ
挫折から何かを学ばないとその挫折を繰り返すことになるかもしれませんが、挫折から学べばよりよい未来を創ることもできます。
例えば、起業して何億もの借金を作った社長がいました。彼はある経営者に騙されて、その経営者の事業のために借金を重ねてしまったのです。そしてその借金を背負いました。
当然これは挫折です。
しかし、彼は信頼できる人を間違わなければ資金を集める事によって多くの人に貢献できることを学びました。そして今では事業化の資金をあつめる戦略相談などをしています。
このように挫折から学ぶことによって次の一手が見えてくるようになるのです。あなたはその挫折から何を学びますか?
③ 感謝する
しかし、すぐにこのように挫折から何かを学ぶことは難しいかもしれません・・・自分のミスだけで終わるならまだしも、先ほどの方ように誰かのせいにできる部分があると出てこないのです。
頭の中が誰かのせい・環境のせい。
になってしまってそこから学ぶ事ができにくくなります。だからこそ、今こそ挫折に感謝しましょう。感謝をすることによって「なんとかこの出来事を違う視点で見よう」としはじめます。
モチロン簡単な事ではありません。
そのため「今回の挫折から〇〇は学べたかな。もしこれが活きるなら感謝だな。」というところからでいいのでチャレンジしてみてください。
おそらくあなたは全てを失った感覚かもしれません。確かに現実的には色んなものをあなたは失いましたが、経験から得たことはないでしょうか?そこから学べることはないでしょうか?同じ失敗をしないようにできることはないでしょうか?
先ほどの起業家の方も最初は挫折を恨んでいました。そして軽い鬱になり途方にくれていました。だました人を恨んでいましたがその恨みを手放せば手放すほど・・・
自分が本当に望んでいた人生が明確になり現実を変えていったのです。実際、多くの場合挫折はその人の人生で本当に自分にとって必要な学びと本当に求めているものを教えてくれます。
もし感謝をできるとしたらどの部分なのか?
考えられないのならばまずはこういった質問を1日1回でもしてみてください。
STEP3.挫折を活かし行動に活かす
ここまできたら挫折から学び求めているものを設定し、気持ちがある程度充実してきたら・・・挫折を乗り越えて立ち直るだけでなく、これからよりよい人生を実現するため準備が整いました。
きっとあなたは
・挫折から自分が本当に目指すべき目標を見つけた
・自分が目指している場所により早く確実に行く方法を学んだ
・挫折をすることが逆に本来の目標に近づけるキッカケだった
この3つのどれかに気づいたはずですが、まだ確信を得ているわけではありません。まだ「何が、誰が悪かったんだろう・・・」思考は多少はあるでしょう。
でもそれもまだわかりません。
わかるためにはとにかく行動をしてみないと見えてこないもののほうが多いはずです。そのためスモールステップでいいので最初の一歩を踏み出しましょう。
まず何をするべきか?何から始めるべきか?
を決めるのです。もし、そこに必要なツールや戦略・リソースがあればベストですし、メンターや仲間がいるのならば彼らに協力してもらって引き上げてもらいましょう。
すぐに結果はついてきません。
しかし、どんな小さな挫折も大きな挫折もあなたがそこから学び得ようとする限り「乗り越えられない壁」ではないのです。そして、多くの成功者たちは数々の挫折をしています。
小さなことから大きなものまで。
その挫折をどう使うのか?を考えて彼らは失敗から学んでいるのです。「ピンチはチャンス」と言いますが、それはあなたの姿勢次第でチャンスに転じるのです。
そのために行動は大事ですリスクのない範囲で目標に向かって小さなところからでいいので実行していきましょう。
STEP4.同じ挫折をしてる人を助ける
あなたはこの段階で挫折から立ち直るために第一歩を踏み出しているはずです。しかし、まだ完全に挫折から立ち直ったり挫折を乗り越えたわけではありません。
そのため時々挫折した時の出来事が思い出されて勇気がでなくなるときもあるかもしれません。
そこであなたにしてほしいことがあります。
それが、あなたと同じ挫折を経験している人やしそうな人に対してあなたの経験をどう使うことができそうか?を考えてみてほしいのです。
挫折をより多く経験し成功したビジネスオーナーやトレーナー、スポーツ選手を見ていると彼らにはある共通点があります。それは、彼らが自分の挫折を誰かに伝えたり、挫折そのものを仕事につなげたり、挫折の経験を利用しているということです。
ウォルトディズニー・マイケルジョーダン・スティーブンジョブズ・スティーブンスピルバーグなど彼らのストーリーを見てください。彼らは挫折経験を伝えています。
そこから学べることはかなりあるはずです。
STEP5.挫折を利用して違いを生む
そして何よりも挫折経験は、彼らのストーリーを見てもらえばわかるはずですがそのストーリー自体がオリジナルであることがわかるはずです。
そう、そもそもそのストーリーこそがオリジナルなのです。
そしてその違いこそがあなたの価値を高めてくれます。以前、「失敗や挫折は最高のネタ」と言う人がいましたがそれは間違いありません。
それだけでも多くの人の心を動かすのは間違いないでしょう。
そして、挫折からうまれたビジネスがあったり挫折があったからこそ強みが出てきたりする場合もあります。
挫折そのものが強みになるのです。
例えば先ほどの億の借金をした起業家さんは、自分の過去の失敗から、ただ単に税理士・会計士の言いなりにならず、「資産管理」「リスク管理」「戦略的に資金調達」が大事であることを学びました。
今はそれを仕事にしていて多くの起業家・経営者に重宝されているのです。
このように
挫折そのものを利用する。
ということも考えてみてください。しかし、これはすぐにはできないと思うのでまずは一歩を進んである程度挫折から立ち直ってから考えてみるといいと思います。
ネガティブそのものをポジティブに変えられるようになればもうあなたはどんなネガティブな現実もその力を反対に使うことができるようになるでしょう。