「アダルトチルドレンの人ってどんな特徴があるの?」
「自分はアダルトチルドレンなのかわからないから知りたい。」
と思いますか?
最近になって米国でも科学的な調査が始まったアダルトチルドレンですが、〇〇〇〇の記事にあるように症状は人それぞれです。
ただ言えることは、
”幼少のころに家族が機能不全に陥っていて、その影響で、人生が生きにくくなった人”
のことを言います。
私たち人間は、幼少の頃に自己を形成するのですが、その形成過程で親の悪影響をうけてしまっている状態ですね。
大なり小なりこれは8割以上の人はなります。
しかし、その症状は人それぞれですが共通しておこりやすいアダルトチルドレンならではの特徴があります。
この記事では、正にその特徴を紹介します。
当てはまるものがないかまずは確認してください。
特徴1.親密な関係が苦手
アダルトチルドレンの方が最も困るのがこれです。
つまり、相手にどこまで踏み込んでいいのか?どういうときに踏み込んだらいいのか?がわからないんです。
これは、アダルトチルドレンの人は幼少の時。
「親が悲しんでいたり怒っているのを自分のせい」
だと認識してしまっているためです。
そのため、人の感情に異常に敏感なため
・真剣に訴えかける人=怒っている人
・悲しくて泣いてる人=喜んで泣いている人
の判断がわからずネガティブに捉える傾向があるのです。
そのため、人との距離感がうまく詰められなかったり逆に人に踏み込んだりしてしまいます。
特に恋人や夫婦・親友など親密な関係になるほどそれができずに人間関係での裏切りを沢山経験してしまいがちです。
特徴2.問題を先送りにする
アダルトチルドレンの人は、幼少のころに親に心理的なお世話をされるのではなく親の心のお世話をしていた子供である傾向が高いです。
・親が元気ないときに元気づけたり
・悲しんでいるときに慰めたり
・以下っているのを鎮めようとしたり
子供ながらに親に元気になってもらおうとします。
しかし、当然ですが子供が親の問題を解決するだけの知識や経験があるわけではありません。
そのため、子供にできることは
”親を問題から目を背けさせる事”
くらいしかないのです。
そこで子供が学ぶことは
”問題があったら逃げろ!”
ということです。
つまり、幼少のころから問題から逃げる事を学んでいるので、大人になっても問題と向き合うこともしないし解決のために取り組む事ができなくなるのです。
そのため、アダルトチルドレンは
・何が解決すべき問題か解決しなくてもいいか判断できない。
・問題を解決しようとしない。
という特徴を持っています。
特徴3.自罰感情を持っている
よく、アダルトチルドレンは自己肯定感が低いと言われていますが、この自己肯定感が低い原因は”自罰感情”にある場合が多いです。
つまり、
「自分は悪いんだ!」
だけでなく
「こんな自分を罰しなければ。」
という思考が働く傾向が高いのです。
幼少のころに両親に言われたのか?それとも、自分のせいで親が苦しんでいると思ったのかはわかりません。
しかし、何らかのキッカケで自分を罰する癖ができてしまったアダルトチルドレンは大人になっても自分を罰する癖があります。
私が悪い→こんな自分は苦しんで当然
という思考に至るのです。なかには明らかに本人が悪くないことまでも自分のせいだと捉えてしまう人もいます。
しかし、責任をとることはしないので精神的に自分を追い詰めるようにするだけで終わります。
特徴4.くだらない嘘を頻繁につく
基本的にアダルトチルドレンの人は素直です。
しかし、なぜかつく必要のない嘘をつくことがよくあります。
たとえば、最も多いのが自分を良く見せようとしてつく嘘ですが、この嘘は当然ですが親密になるとバレることになります。
幼少のころに自分を認めてもらえなかった場合は、このくだらない嘘を頻繁についてしまう癖がついてしまいます。
よく見られたい。
そんな誰しもある気持ち。
しかし、
・問題を解決できない。
・自己肯定感が低い。
・親密な関係を築けない。
だからこそ、嘘をついてしまうという手段しかないのかもしれませんが、無意識的に嘘をついてしまうという特徴があります。
しかし、すぐにバレる嘘をついてしまうため結果的に「くだらない嘘」になってしまうのでしょう。
特徴5.変えられないもの変えようとする
問題解決や目標達成ができる人は、自分が変えられる部分か?自分では変えられない部分かを判断して変えられる部分だけを変える。という事をしています。
しかし、アダルトチルドレンの方は
「変えられないものを変えようとする。」
という習性があります。
例えば、「明日の天気予報は雨だから晴れないとダメだ!」というような思考癖を持っているのです。
これは正に幼少の頃の問題の解決策ですよね。
アニメや漫画などでは、変えられないものを変えることができるのでそのような期待を持っているのかもしれません。
自分では何らかの問題を解決したことがない人は、自分に今できるところから少しずつ課題を解決していくしかありません。
しかし、それをしてこなかったアダルトチルドレンは問題を「非現実的」な方法で解決しようと期待をもってしまうのでしょう。
特徴6.他者の承認や肯定がないと選択できない
アダルトチルドレンは他者から承認や肯定を得られないと物事を選択することができません。
自分の事でさえも他人の承認を求めます。
「自分がどこに就職するべきなのか?」
でさえも、誰かに選んでもらわないと決断ができないのです。
つまり、自分自身で自分の人生を選択して何かを断ってまで決めることが非常に難しいのです。
そもそも自分の人生は自分で決める。
というのが最も健全な生き方ではあるのですが、アダルトチルドレンの方はそれができません。
幼少のころに承認をされてこなかった彼らは、自分の選択に自信をもつこともできないのです。
そのため、誰かの承認を必要とするのです。
また、逆にポジションによっては支配する側にまわることもあります。とにかく極端に承認をもとめてしまうのがアダルトチルドレンの特徴です。
特徴7.衝動的で感情をコントロールできない
自己肯定感が低く自罰的であり、問題を解決できなくなるとあらゆる問題が押し寄せてくるようになります。
そうなると人は感情はコントロールできなくなります。
・押し寄せる問題
・解決しない事によって更に問題がおこる
・自罰的
この組み合わせによって感情はぐちゃぐちゃになり収集がつかなくなってしまう可能性が高くなります。
これを繰り返すと精神疾患を起こす可能性もあります。
感情の抑制がきかないので、怒りや悲しみなどの感情を自分で整えることができないという特徴があります。
だから…生きにくい。
さて、この記事ではアダルトチルドレンがもつ特徴について解説をしてきましたがいかがでしたか?
当てはまる部分はありましたか?
それとも全部当てはまりましたか?
私はあなたがこの記事を自分がアダルトチルドレンなのか?それとも知人や恋人がアダルトチルドレンなのか?どちらを知りたいのかはわかりません。
しかし、これだけは言えることがあります。
アダルトチルドレンはだからこそ生きにくい。
ということです。
でも、だからこそアダルトチルドレンを克服すれば正に人生が真逆になるというのはおわかりになるかなと思います。
「でも、過去は変えられないから自分は変わらない・・」
と思うかもしれません。
確かに、過去の出来事は確かに変えられません。
しかし、過去の解釈が変われば生き方そのものを変えることができますので是非ともアダルトチルドレンを克服することを考えることをおすすめします。