アウトカムとは?
アウトカムとは、結果・成果という意味だと認識しておけばいいでしょう。
例えば、NLP(神経言語プログラミング)でいうと、アウトカムは「目標や目的・実現させたい状態」のことを指します。
病院で言えば検査値の改善度・合併症補発生率・再発・死亡率などの治療や予防による臨床上の成果になります。
ビジネス上だと、アウトカムは実行に移すことによって成し遂げられた・達成された成果のことを言います。
このようにアウトカムというのは、ただの目標とか結果ではなくて実行した結果を自ら解釈して初めて「得られる成果」なのです。
アウトカムは目標達成に必要な技術
目標を達成できる人とできない人の最大の違いは「アウトカム」にあります。NLPでもこの考え方が取り入れられていてテクニックとして使われています。
NLPではアウトカムの設定のために
「それが実現したことがどうやってわかりますか?」
「目標が達成された時、何がおこるのでしょうか?」
という質問をします。
これは非常に重要な質問でそもそもほとんどの人は目標は設定できても、その目標と現在との距離を知る術を設定していないのです。
つまり山の頂上に登りたいという目標を設定した。
なんとなく行き方も決めたけど、実際に山に登っている最中に自分がどこにいるのか?頂上までの距離や頂上の方向に向かっているのか確認して分析する方法を知らない。
これがアウトカムの設定ができていない状態です。
これだと自分がどこにいるのか?頂上から離れてるのか近づいているのか?何を改善すればいいのか?がわからないまま目標に向かうことになってしまうのです。
そうなると、
最初に目標を設定してモチベーションはあがったのはいいものの実際に達成する過程で「自分はどこにいるのか?」の判断ができないのでそのままずるずると続けたり、迷子になって諦めていってしまう羽目になるのです。
だからアウトカムを設定しておくことはすごく大事なのです。
NLP式アウトカムの設定方法
まず、目標はあまりにも大きすぎる必要はありません。小さく具体的であるほどアウトカムもわかりやすくなる傾向があります。
大きな目的はもっておいたほうがいいですが大きいほど判断基準が見えにくいので具体的な目標を設定しましょう。
そしたら以下の質問に答えてください。
- Qestion.あなたが実現したいものはなんですか?
- Qestion.あなたが実現したいものはなんですか?
- Qestion.それが手に入ったかどうかはどうやってわかりますか?
- Qestion.実現するために必要な構成要素はありますか?
- Qestion.今日、今から何をしますか?
このような質問をすることによってアウトカムとなるものが見えてくるはずです。
最初はQestion4の構成要素はわからないかもしれません。
しかし、この構成要素は目標を達成するためにクリアすべき小さな目標を詳細に出してくれるので最初はわかる範囲でオッケーです。
例えば、メジャーリーガーになった大谷翔平選手は高校時代に監督からマンダラチャートというものを教わったそうです。
それが下記です。
目標(中心)となる「8球団からドラフト1位指名」を設定してそれに必要な要素を出してそれを細かくしたわけです。
これがアウトカムのもとになっているのがわかるはずです。
あとは、その確認方法があればやるだけですが、このようにアウトカムを設定しておかないと目標達成は難しくなるわけです。
だから最初はまずはこの構成要素を探すために学び行動をしながら見つけていくのがいいでしょう。
この構成要素を知っておくと目標達成はすごく簡単になります。
必要なものだけにフォーカスをし不必要なものを省くことによってあなたにとって目標達成をより効率的におこなうことができるようになるはずです。
あれもこれもとかフワフワしたものにしないためにもこれはやっておくことをオススメします