「自己肯定感なんていらないと思うんです。」
という人がたまにいらっしゃいます。自己肯定感大事だよ!
とカウンセリングやコーチをしている私としては「自己肯定感なんていらないっすよ!」と言うべきですが・・・
よく言われている自己肯定感なら私もいらないと思います。
実際、私自身ももともとは自己肯定感というものを調べる前は、見せかけの自信とか自己肯定感なんていらないと思っていましたから(笑)
それよりも大事なのは別にあるんだと。
しかし、自己肯定理論を調査し心理学などを調べるについれて自己肯定感は必要だなと思ったのです。では、そもそもなぜあなたは自己肯定感がイヤ・・・いらないって思ったのか?
その理由は自己肯定感とか自信とか言ってくる人を見たからだと思うんです。
「こんな風にはなりたくない。」
と・・・そこでここではそもそも自己肯定感を勘違いしている人達がとっている典型的な「こんな自己肯定感はイヤだ!」という行動を紹介していきます。
失敗したくせに肯定する
いくら自己肯定感が高くとも、失敗でさえも認めず「私は失敗していない。」なんて言うような自己肯定感なんているかぁ!って話です。
自己肯定感とは自分を肯定する事。
しかし、いくら自分を肯定することが大事だからって明かにその人がミスをして皆に迷惑がかかってるのに・・
「いい勉強になったね!ね!」
と肯定されてもどれだけ迷惑かけてるんだYO!って話ですよね。もちろん、そのミスや失敗を糧にしてくれればいいけどそれもしないならばそんな自己肯定感はいらないですよね。
「いや、俺悪くないし!」
なんて肯定の仕方なんかする人もいますけどこれはもう最悪。「そこは自分を肯定すんなよ!」って話ですから。確かにそんな自己肯定感ならばいらねぇ~!って思いますよね。
出来る出来る詐欺。
確かに自己肯定感があって前向きでポジティブに見えるけど、なんでもかんでもできるできる!とか言う。
もう超自信満々に・・・でも実際にやってみてできなくて誰かに振ったりやらずに放置をする。
そんな口だけの自己肯定感によって出来る出来る詐欺をされるようならば自己肯定感なんていらねぇ!と思いますよね。
そりゃ出来ない事だってあるのはわかる。
でも、出来る出来るとか言っておいて安請け合いをしてこっちに被害があったりしたら本当にいい迷惑だし、準備していたのに任せてあとは知らんぷりみたいなのは本当にウザイですよね。
ケツ拭けよ!だったら出来るなんて言うなよ!って話ですよね。
過去の栄光にすがり武勇伝を言う
人に自信を持て!自己肯定感をあげろ!と言うのはいいけど、かの本人は本当かどうかわからない武勇伝ばかりを言う。
もし、本当だったとしても過去の栄光にすがっていて自慢話を聞かさるほうの身にもなってほしいですよね。
もっと建設的な話をしたいのに事あるごとに
「あの時代はよかった・・」
「俺はなぁ。あの時はな。」
なんて過去の話なんて聞きたくねーよ!って話ですよね。しかも何度も何度も同じ話を聞かされていい加減こっちが覚えてまったよ!って話です。
いくら自己肯定感が高い方がいいとかあげろ!みたいな事を言ってもそんな過去を肯定されても今この瞬間のその時間が完全に無駄。と思ってしまいますよね。
痛々しいポジティブシンキング
中には、そんな栄光や武勇伝で過去を自己肯定している人もいますけど、しまいには自分の失敗やミスでさえも肯定する人がいます。
こっちがちょっとした愚痴を言っただけで
「俺なんてな・・・もっと大変だったんだぞ!」
みたいに不幸自慢をしてくる人。
はたまた、前と同じパターンで失敗し地獄を見るのに
「俺はできるできるできる!」
というように言ってる人。
これはまだいいかもしれないけど、やっぱりちょっと痛々しいですよね。
自己肯定するにしてもそういうのはちょっと。
と思います。
自分が失敗したことやミスしてそこから何か学んで前に進んでいるのならばいいですが、ただ単にその失敗を自慢したりまた同じことを繰り返してるのにできるできる!なんて完全にイタイ人にしか見えないしなりたくはないですよね。
自己肯定感なんていらない。
そんな人達を見ていたら、自己肯定感なんていらないと思うのは当然です。そして、自己肯定感をあげようとしている人達の中にはこんなことをしてしまっている人沢山います。
しかし、これらは自己肯定感ではありません。
どちらかといえば、誤った自己肯定感でしかないのです。そんな彼らを見て自己肯定感なんていらないと思ったのならばそれは正解です。
ただですよ。
だからといって自己否定感のほうがいい。
というわけでもないと思うんですよね。
そもそも本当の意味で自己肯定感が高い人というのは、自分のミスや失敗も受け入れるし、肯定すべき部分も受け入れるのです。
その上で、
自分が今抱えている問題・成し遂げたい目標をどうすれば乗り越えられるのか?を考えて自分で選択をしているのです。
そして自分の強みをどんどん磨いていくのです。
そうやって試行錯誤して気付いたら自己肯定感がついていたという状態になっていくのです。
もしかしたら・・・先ほどの彼らのようなそんな自己肯定感は嫌だ!と言う彼らはもしかしたらその過程なのかもしれませんね。
あなたはそれでも自己肯定感はいらないですか?
その上であなたにとって自己肯定感がいるかいらないのか?自分で決めればいいと思いますし無理して自己肯定感をあげなくてもいいと思いますよ。
ただ「自己肯定感はいらない。」と思っているあなたにこれだけは言える事があります。
無駄な自己否定感はいらない。
ということを。確かに無理に自己肯定感をあげる必要はないとおもいます。しかし、だからって無駄に自分を否定したっていいことはないということです。
それはメンタル面や思考面。
他者との関りは目標達成や問題解決。
ありとあらゆる面で影響が及ぶ事は科学的にも証明されているので、肯定を無理にしなくてもいいですが無駄な否定なんてしてもいいことはほとんどないことは覚えておいてください。
そして、それこそ改善をしたほうがいいということは頭に入れておいてくださいね。
と言っても「よしやめよう!」
で簡単にやまれられないのでそういう意識で自己肯定感をあげる方法を学んでみればいいと思いますよ。