「なぜ自信を持つことが大切なのか?そもそも自信をもって意味があるの?」そう思われる人も非常に多いでしょう。
しかし心理学的にも、幸せで充実した人生を生きるための源には自信が大きく関係しています。
なぜ自信をもったほうがいいのか?
その答えは一言で“あなたの人生を豊かにするため”です。
確かに世間ではとにかく自信を持てみたいなことを言われますが、そういうことを言う人の中には本当の意味で自信を持ってない人も多いので必要性を感じない人もいますよね。
それなら謙虚のほうがいいや・・と。
しかし、自信が歩かないかは謙虚であるとは別の話であなたの人生にとってある意味で最も重要なファクターになります。
そこでここでは自信を持つことの意味とその大切さについて心理学的な側面で解説をしていきます。
恐れや不安が少ない。
自信を持てるようになると、「それはできない」「それは無理」という決めつけをしにくくなります。つまり現状はどうか?今の自分はどうか?だけの視点で考えていないのです。
どちらかと言えば自分の価値観にそって決めます。
そのため自信がある人は「やりたいか?やるべきか?やるならどうやったらできるのか?」という視点で見ています。
しかし、自信がない人や低い人は「できない。」「無理」「失敗したら」という恐れや不安で物事を決めてしまいます。
中には不安や心配ばかりしてしまう人もいるでしょう。
そしてうつ病も発症しやすくなりますが、自信のある人は極端にそういった状態にはなりにくくなりメンタルも安定しやすい傾向が高いのです。
安定したモチベーション
自信を持つということは、何らかの目標を達成したり問題を解決する意欲を生み出し最初の一歩を踏み出せるようになることを意味します。
何らかの言語を学んだりスキルを習得したりする学習意欲だけでなく、仕事に問題があれば果敢にその問題を解決したり、自分が望むライフスタイルが見つかればそれを実現しようとしたり。
挫折をしたらそれを克服しようと動き出せるのです。
そして、そういった逆境を乗り越えて自分を成長させることができれば、もっと自分自身に自信が持てるようになっていくのです。
あなたの自信をより多く持てるようになるにつれて、あなたはあなた自身の能力を伸ばすためにもっと駆り立てられるようになります。
人は怠け者細胞があると言われていますが、成長を喜ぶ細胞もあると言われていて自信が新たな成長を生み出すサイクルを作るのです。
自信を持てない人は、「もしも・・・」「でも・・・」「だって・・・」という思いがどうしても出てきてしまいます。「失敗したらどうしよう。」「だって無理だし。」という思考が出てきてしまうのです。
しかし、自信があれば失敗をしたら改善をすればいいだけ!恥ずかしいのは最初だけ。というように成長ベースで進むことができるのです。逆に喜びを感じるくらいになるでしょう。
それによって自信を持っている人であるほど活力を感じる機会が多くなります。
失敗やミスに対する対処力
心理学的に自信や自己肯定感は、レジエンスを高めると言われています。レジエンスは自分が何らかの効力を与えることができるということを信じられる力です。
自信は最初の一歩を踏み出す時だけではなく、失敗や挫折を処理する方法を思いつく力でもあります。
当然ですが自信があるからと言って失敗はあるでしょう。しかし、失敗に対しての対処スピードが自信のない人に比べて以上に早いのです。
それは彼らが自分の行動を変えれば違う結果が得られる事がわかっているので何度も改善を行えるのです。
失敗を気にしたりすることもありません。
新しいことに挑戦をするとき、人は失敗や間違いがどのように成長につながるのかが大事です。自信のある人達はその失敗を成長にするスピードも速く的確になります。
それは彼らは自分の行動や考え方によって周囲に効力を与えられることを知っているからです。行動前に100%になるまで待つこともなく失敗を通じて成長をしていくことを前提に進むので結果的に自信がある方が成果が早いのです。
しかし、自信がない人は100%完璧になるまで動こうとさえしません。でも、当然ですが100%完璧なんていうのはありえないし、たとえその状況になったとしてもまた次の100%が見えて結局何も行動できずに終わってしまいます。
人間関係の改善力
自信がつくようになると、自分自身に集中し改善をおこない目標達成や問題解決ができるようになっているので、「誰かのことを考える余力」がうまれます。
多くの人は人間関係では相手に無理に合わせたり、相手を自分の思い通りに動かそうとしたり、どちらかがマウントをとったりして関係をこじらせます。口ではいいことは言いますが自分のことしか考えていないのです。
しかし、自信がつけばつくほど余裕ができます。
そして、新しいチャレンジをし改善ができますよね。
これによって他人との人間関係をより改善することもできるようになります。自分の印象で相手を簡単に決めず、自分と他人を比較しないので楽しめるようになります。そして、本人もリラックスしている状態なので他の人を安心させてあげることもできるでしょう。
しかし、自信がないと誰かを疑い相手の可能性も信じられず、うまくいかない方法を延々と繰り返し関係を悪化させていってしまいます。余裕もないので嫌われるのではないかという不安を抱えたり、相手のせいにしたりして攻撃をするようなことをしてしまいやすくなります。
自己接続力
そして最後に、自信はあなたが、自分が本当は何を感じ、何を考え、どういう価値観なのか?どんな人生の目的があるのか?ということをわかってる傾向が高いです。
実際、多くの人は「周りに自分はどう思われるのか?」を気にしますが自信がある人であるほど「周りにどう思ってもらうのか?」を考えます。
自信がない人は受動的で自己防衛的ですが、自信がある人は能動的で解放的なので「自分を中心」として考える思考ができるようになっていくのです。
だからこそ弱点を受け入れる事ができ強みを理解して活用できるようになり、目的意識をもつことができるようになるのです。
それは単純に「自分を信じられる」からです。
自分を信じられない人は、そもそも自分自身のことを信じられないので自分の心の声や考えに耳を傾けようとはしません。しかし、信じられる人は耳を傾けられるのです。
殻らはだから自問自答が得意である傾向が高いです。
それによって最終的に自信がある人のほうが自分を輝かせることができるようになるでしょう。
最後に:自信を身にまとうアクションステップ
さて、この記事では自信を持つことの大切さやその意味について理解できましたか?もちろんそれ以外にも自信はあなたに多くのメリットを与えてくれます。
メンタルの安定やパフォーマンスの向上などあげれば沢山ありますが現実をどう変えてくれるのか?という側面で解説をしました。
- 最後にシンプルですが、簡単な自信を持つためのアクションステップを紹介しておきます。今あなたが自信を持っていることをリストアップして目につく場所に置いておきましょう。
- 自信をもって成功した時の写真などがあればそれを見える場所に貼って、その時の自分の状態に近づくためにかかった手順を振り返りましょう。
- 自信がなくなる行動を減らしましょう。特に一般的には自信を得るために効果的と言われている方法のほとんどは役に立たないのでそれらはやらないようにしてください。詳しくはコチラをご覧になってください。
参考文献
20年以上の経験を持つ臨床心理士:バーバラ・マークウェイ博士の書籍自信ワークブックからの抜粋:自己疑念を克服し、自尊心を向上させるためのガイド。Copyright©2018byBarbara Markway andCeliaAmpel。