「自分に自信がなくて人が怖いんです・・・」
自分に自信がないと周囲の人達は
「もっと自信を持て!」
「なんでそんな言い訳ばかりするんだ!」
「なよなよするな!」
みたいなことを言いますよね。最初は優しいですが段々攻撃的になったり、突然冷められて人間関係を切られたりしますよね。
人って怖い・・・そう思うはずです。
いつ爆発したり消えてしまうかわからない・・・そんなギャンブルのような人と関わる事そのものが怖いかもしれません。
そうして「ただ人と関わる事が恐怖」な自分にもっと自信をもてなくなるかもしれません。
しかし、
そもそもあなたが自分に自信がない状態そのものが人そのものが怖くなってしまうのです。
では、その心理学的理由と改善方法とは?というのがこの記事のテーマです。
自信がないと人が怖い…は普通。
自信がないと人が怖い・・・というのは普通の事です。なぜなら、あなたは自分に自信がなさすぎて一体どんなミスをするのか?どんな失敗をするのか?わからなくなることはありませんか?
はたまた、あまりに凹みネガティブになりどうすればいいのかわからず混乱をして自分が狂ってどうかなりそうな時はありませんか?すべてをぶっ壊したくなる時はありませんか?
たぶんあるはずです。
確かに自信がないと誰かに攻撃的にされたり責められたりすることがあってあなたはそういう人を見ていて怖いと思うかもしれません。
しかし、それ以上に漠然とした怖さがあるのは・・
「自分を信じられない自分がこの先どうなるかどうかわからない!」
と思っているから、人に対しても怖いと思っているのではないでしょうか?つまり自信がなくなると自分を制御できなくなるので、そんな制御できない自分と同じ人類も同じように自分を制御できないのではないか?という視点で見ているのです。
だから
「この人突然発狂して自分を殺そうとしてくるんじゃないか!?」
とまではいかないまでもそういったわからない怖さを感じてしまうのです。つまり、あなたが人が怖いのは「自分自身が怖い」からこそ感じている可能性が高いのです。
もちろん、攻撃や否定をされるからとかもあるでしょう。
でも、それはあくまで表面的な理由である場合がほとんどで、掘っていくと大体の場合「自分のわからない怖い部分」に対して怯えている場合がほとんどなのです。
自分に自信がなくなるとどうなるか?
「なんとなく言いたいことはわかるしシックリ来る気もする・・・でも、それってそもそもなぜなの?」
と思うかもしれません。
これは一言で言ってしまえば、人はそれぞれ自分の価値観や信念をもっていてその色眼鏡を通じてしか世界を見る事ができないからです。
例えば、「いい学歴でいい会社にはいって・・」という価値観を強く持っている人は人の評価を全て学歴と会社で決めます。そのため、自分よりも学歴が低く企業規模が小さいとその人を自分よりも下に見るようになりますよね。
これと一緒で。
「自分自身が外見で人を選んでいるのならば他の人もそうだろう!一緒だろう!」という視点で見てしまいやすくなるのです。
それが一番大きな理由です。
特に自分に自信がない状態はメンタルも思考も柔軟になりにくいので特にそうなりやすくなってしまいます。
他にも
・自己欺瞞(自分に嘘をつく)
・完璧主義(完璧にしないと行動できない)
・シンデレラ症候群(誰かが成功させてくれないかな)
などなども引き起こしやすくなってしまいます。
そのため、自信がなくなるほど自分を疑い始める分だけ他人を疑い、他人もウソをついているのではにか?と疑惑しか残らず何も行動できなくなってただただ耐えるだけになってしまいます。
そうして酷くなると、鬱や不安症などの精神疾患を患うことになりかねないのです。
だからこそ、今すぐ改善すべきです。
改善の唯一の道は2つだけ。
そもそも自分を信じられない人間が誰かの信じ方もわかるわけがないし、自分を大切にできていない人が人の大切な仕方がわかるわけもないし・・自分を制御できない人が他人を制御することなどできるわけがない。
というのはもうわかりましたね。
でも、別にそれが悪いってわけではないと僕は思います。
特に今のこの世の中では別に人が怖くてもなんも問題がないだけの環境がそろっているはずですから・・・だから改善の道は2つあると思うのです。
1.乗り越えるか?
2.一人で生きていくか?
です。今の日本は生活保護をうけて田舎に住めば別にお金なんてなくても一人で楽しく生きることだってできるわけですし、それなりに他人と関わっていればいいですし。
それに、自然の中で生きていればメンタルも癒されていつか違う見方ができるときがくるかもしれませんから。
なので、あんまり気にしなくてもいいと思いますよ。
確かにこの世の中で生きていく中で何をするにしても、人の介入はあるわけですから人とのかかわりを消すことはできないので・・・できるならば人が怖くなくなったほうがいいです。
そのためにできる事を3つほどあげておきます。
1,環境を変える
もし、あなたが今丁度。人が怖いと思っているのならば・・・あなたが関わりたい人がどんな人なのかを考えるチャンスでもあります。
あなたはどういう人と関わりたいですか?
夢や目標はありますか?
どういう人間になりたいでしょうか?
を一度考えてみてください。できるならば自分と似ている人ではなく「自分がこうなりたいと思える人」を設定してそういう人達がいる環境に移動をしてみてください。
別に人を信じなくても同じような目標や目的に向かっているような人がいる環境下に身をおくことはあなたが人を怖くなくなるためにも自信をつけるためにも非常に勉強になるでしょう。
2.自己肯定感を高め自信をつける
そして、自分自身を信じられるようになるために自己肯定感をあげたり自信をつけるのもいいでしょう。ただ、一般的な自信のあす素振りをしたり、結果を振りかざすような上っ面の自信ではなく本当のブレない自信をつけましょう。
自分自身を自分で少しずつ信じられるようになっていくことによって他人も自然と信じられるようになり怖さを感じにくくなるはずです。
3.自己コントロール能力をあげる
先ほど、自信がない人は自己コントロール能力が低いというような事を言いましたが、正にそれを上げるのも効果的です。
つまり、自分で決めたことをやるというシンプルな事です。
例えば朝起きたら腕立て伏せ30回やるなど、これまでやってなかった目標を設定して取り組むのです。最初は毎日はできないかもしれませんが最終的にほぼ毎日できるようになるまでには自分で自分をコントロールできないとこれはできません。
そのためにやるあらゆる工夫はそのまま自分を信じるための力になって他人でさえも信じられる力になるでしょう。
もっと自分を信じてあげよう。
あなたは普段、、、自分に対して「だからダメなんだ。」「俺はダメなんだ・・」「言い訳ばかりしてたらあかん。」「こんな事考えちゃダメだ!」と責めていませんか?
たぶんしているはずです。
でも、よーく考えてほしいのですが大切な誰かを勇気づけてあげたいなと思った時に・・・それ言います?たぶん言わないはずです。
「そういう時は確かにあるよねぇ~」
「言い訳しちゃうときもあるよね。」
「大丈夫だよ。」
と優しく言ってあげるはずです。
まずは人を怖がっている自分をダメだ!と責める前に「そう思っちゃうこともあるよねぇ」くらい優しく受け止めるところから始めましょう。
そして、自分で乗り越えることをもっと信じてあげてください。
それが結果的に人に対する怖さを解消してくれるはずです。まずは誰よりもこの世で一人しか理解してあげられない自分を信じてあげましょう。