「子育てをしない親っているけどどういう神経してるの?と言われるんですが、子育てしたいと思えないし何が子育てかわかりません・・私は親としてダメでしょうか?」
子育てしたいと思わない・・してるつもりでも周囲には子育てしていないと言われる。
そんな子育てをほとんどしない親に対して「病気なんじゃないの?」「親としてありえないでしょ!」「子育てしなかったら子供がどうなると思ってるの!」と言われて悩んでいるかもしれません。
確かにその場合もあるでしょう。
しかし、日本より確実に夫婦や子育てなどについて進んでいるアメリカでは「子育てをしない」というのは現在親の子育てのスタイルの1つとなっている部分があります。
その背景には多様性を認めるアメリカの文化によるものです。
だから、「親としてダメ」というレッテルを貼られても決してあなた自身が人間としてダメというわけではないので、そこについては安心してください。
とはいってもどうしても日本では生きにくいですよね?
そこでここでは
- 海外の研究による子育てしない親の特徴やスタイル
- 子育てしない親によくある病気
- 生まれる子供への影響
この3つについて紹介していきます。
大事なことは子育てをするのかどうか?ではなくどう向き合う事で子供が育つのか?ということです。
だからしっかりと自らの特徴をつかんで自分独自の子育てのスタイルを確立していってください。
子育てをしないというスタイル
1960年代、心理学者のダイアナバウムリンドは、子供を対象とした調査に基づいて権威主義的・権威的・寛容という3つの子育てスタイルについて説明しました。
そして研究者達は「関与しない子育て」という4つ目のスタイルを追加したのです。
つまり、子育てをしないというスタイル自体は1960年ごろから1つのスタイルとして確立しています。
研究によると、こういった親は子供と感情的な関わりがほとんどなくて、食事を与えたり、学校に通えるようにしたり、寝る場所があったりなど生活に必要なものは用意するのですが、子供たちのライフスタイルに関わろうとしません。
基本的に手放しで子育てをしていますが、門限などの制限を用意している場合もあったり、子供を完全拒絶している場合もあります。
つまり、指導や愛情を与えようとしないのです。
それを客観的に見ている人が「子育てしていない」というように認識しています。
子育てしない親の特徴6選
心理学的に「関与しない子育て=子育てをしないスタイル」には一体どのような特徴があるのでしょうか?
研究機関による子育てしない親の特徴には以下6つあります。
- 子供たちから感情的な接触をせず離れて行動する。子供の嬉しい気持ちとかにも触れたくないため遊んでいる時も別の部屋にいたくなる。
- 子供たちの抱える問題にストレスを感じるため子供とのやりとりを制限しようとします。買い物に行くと欲しがって泣いたりするのが面倒くさいので買い物には一切つれていかないようにする。
- 教育をしようとしない。勉強を教えたり何かをやるのをサポートしたりしない。勝手にやってというスタイル。
- 子供にたいして何らかの行動のルールを作らない。門限を作ったり、学校に行くことを強要全くしない。
- 子供たちにたいして少しだけ時々暖かさや愛情を示すこともある。申し訳ない気持ちから、または時々調子がいい時に伝える。あふれ出てくる気持ちはない。
- 学校のイベントは参加しない。授業参観や運動会や文化祭などのイベントは参加しません。
つまり、関与しない子育てスタイルを実行している人達は、反応としても子供に対しての要求自体も少ないという特徴があると判断しているのです。
子育てをしない親というのは心理学的にこの2つの側面があるのです。
彼らは子供たちのニーズにうまく対応できず、愛情やサポートをほとんど与えません。そして子供たちにほとんど要求をしないのです。ルールも設定せずに期待もしていないのです。
子育てしない親は病気?
「え?そんな親いるの!?」「それって親なの?」と思われるかもしれませんが、こういった子育てをしないスタイルの親は関与しない親から育てられたのが最大の原因とされています。
つまり親の育て方を学んでそのまま育てている。
というパターンを繰り返しているだけなのです。
もちろん、場合によっては親自身の問題・うつ病・過労などによって子供に関わりをもつだけの余力がないというパターンもあったりします。
例えば、神経症的傾向・パニック障害・HSPなど。
精神的に重度に疲労してしまう場合、子供は時として刺激が強すぎてとてもじゃないけど接触していられないという場合もあります。
ただ、基本的には「昔、あなたはどうやって育てられたの?」と聞くのが一番です。
子育てしない親が子供に与える6つの影響
では、子育てをしない親によって子供にどのような影響があるのか?これがたぶん多くの人は気になっていますよね。
先ほどの子育てスタイルを研究しているところでは、親が子育てをしないことによって子供は以下6つの影響をうける傾向があると言っています。
- 家族のサポートがないため不安やストレスを感じやすくなる
- 引きこもりになりやすく心を閉じやすい
- 他人を頼ったり依存する事に恐れを感じる
- 酒・薬物・タバコ・ギャンブルなどの悪習慣のリスク
- 自分の存在価値を見出すことができにくくなる
- 青年期に非行になりやすくなる。
研究者は社会的なスキルや学業の成績などと、子育てスタイル別に子供の成果を関連付けているそうですが、子育てをしないスタイルの子供は、一般的に、人生のすべての分野の成績が悪いです。
IQ・EQや社会的スキルの欠如を示す傾向があるという結論を出しています。
特に「愛情の欠如」は誰かに対して愛情を示すのが難しくなる可能性もあるとしているんです。
とここまで悪い情報を出してきましたが、あえていい情報も出しておくと、科学的研究では人生全般という視点にたてば親が子供に与える影響は5%もないとしています。
それよりも「よい人間関係」・・つまりどういった人と出会ったのか?が人生を大きく決めるとされているので、あまり重く考えすぎないようにしましょう。
子育てしないとコミットするのも子供のため
もし、あなたが子育てをしないほうが子供のためになると判断をしたのならば、それも1つの愛情の形かもしれません。
しかし、一瞬の衝動的な感情で子供を預けるというのはやめたほうがいいです。
あらゆる角度から考え自分の特性・環境・旦那さんとの関係を考慮して一体何がいい選択なのかをよーく考えて決めてくださいね。
少なからず子供が「捨てられたんだ。」と感じないように。
改善することのほうがあなたのためにも家族のためにもなるのならば育てていき、どうやって考えても・専門家に相談しても無理そうならば・・・子育てしないというスタイルをとるのもありかなと思います。
なので、ぜひ一度、改善できないかどうか少しずつでもいいので子育てに向き合ってみましょう。
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ゆいさん このメルマガを知る前は、なぜ私はこの人と結婚してしまったのか、なぜこの義両親と付き合っていかなければならないのかをずっと悩み続けていました。離婚したい旨を話したことも何回かあります。でも、メルマガを読みながら、少しずつですが、トレーニングを始めています。
まささん このメルマガを知る前は、なぜ私はこの人と結婚してしまったのか、なぜこの義両親と付き合っていかなければならないのかをずっと悩み続けていました。離婚したい旨を話したことも何回かあります。でも、メルマガを読みながら、少しずつですが、トレーニングを始めています。
みきさん 毎度なるほど~と、頷きながら読ませていただいてます。変わりたいとは思いつつもやはり、相手の態度、発言にイライラしてしまいます。が、前とは完全に違うところがあります。やって欲しいことをやってもらえない時、前にも頼んだのに自らやってくれない時イラっとした後、まぁ、こういう人なんだ、自分と考えが違うだけなんだ、じゃぁ、やって欲しいとお願いしてみよう!と、思えるようになりました。
やすさん まだまだ試行錯誤、暗中模索な毎日ですが、本当に日に日に、今までは何とも思わなかった、当たり前だと感じて来たことに、感謝が湧いてくるようになっています。心の状態としては格段によくなっています。