「自分の機嫌は自分でとりましょう!」
このセリフが一般的に知れ渡ったのは「世界の果てまでイッテQ」でみやぞん氏が言った言葉ですが、以前から心理学の世界ではよく使われています。
そして、この自分の機嫌は自分でとれるようになるほど・・あなたの人生の幸福度が高くなるだけでなく
・人間関係の充実度
・仕事の成果や結果
・恋人や夫婦間の信頼度
までも変わってくるくらい大事な考え方なのです。しかし、そもそもこの意味をただのポジティブ程度だと捉えてしまって効果をよくわかっていないために
「そんなん無理っしょ!?」
「なんかそういうの嫌い。」
みたいに言ってる人がいるのもあってこの記事では心理学に基づいた「自分のご機嫌は自分でとる」ということに関して解説していきたいと思います。
この記事を見るだけでも、あなたの人生の充実度はちょっとはあがると思うので是非最後までお付き合いくださいませ。
では・・・いってみましょう。
”自分の機嫌は自分でとる”とは?
これはメンタルトレーニングの観点で言うと、自分のメンタルの状態は自分で整えられるようにしましょうという意味です。
ポジティブ思考になりましょうとかプラス思考というようにも捉えられがちですがスポーツやポジティブ心理学の観点から見るとちょっと違います。
思考(考え)ではなく感情(心の状態)のお話。
私たちは生きている中で色んな事がありますよね。
仕事で上司に無理難題を押し付けられたり、
友達に否定や批判をされたり、
恋人が約束を守らなかったり、、
生きていれば、自分の思い通りにいかず機嫌が悪くなることは沢山あるはずですが、そういったあらゆる時でも自分のご機嫌は自分でとっていい状態を作りましょう。
というのが「自分の機嫌は自分で取る」と言う事です。
しかし、ポジティブとかプラス思考とは違います。
ポジティブシンキングやプラス思考というのは一度自分が不機嫌になった時にそれを無理矢理前向きに考えようとするアプローチです。
例えば、普段から部下をバカにしてる上司に無理難題を押し付けられ不機嫌になる。それをなんとか前向きにしようと「期待してくれてるんだ。」と不快感が消えないうちに思考で無理矢理前向きにしてしまうことですね。
これだとどう前向きに考えても潜在的に「いやいや、とは言っても上司は普段部下をバカにしてるぞ」という思いが出てきてしまって不快感は消えていない。
というような事ありませんか?この自分のご機嫌は自分で撮るというのはそういったアプローチとは全く違うのです。ではどういったアプローチなのでしょうか?
自分の機嫌をとれると得られるメリット
では、自分の機嫌を自分でとれるようになると具体的にどんなメリットと一緒お話していきましょう。
人は機嫌が悪くなると人はどうなる?
まず私たち人間のご機嫌(メンタルの状態)は常に安定しているわけではなくて何もなくてもアップダウンしますよね。
寝起きになんか体がだるくて機嫌が悪くなって、歯磨きして顔を洗ったらなんかスッキリして機嫌がよくなる。というようにちょっとした事で機嫌が上下するし究極的に言えば何もしなくても寝てても機嫌は変わるのです。
そして機嫌が悪い方向に向かうほど・・
私達の思考や体のパフォーマンスは下がりますよね。判断力や直観力だけでなくコミュ力や運動力まで下がるのです。わかりやすい例で言うと・・・
・焦りと不安ばかり抱えた人前でのスピーチ
・プレッシャーに押しつぶされそうな状態での試合
・自分の隠してきた嘘がバレた時の対応
など、こういった状況でストレスを強く感じるほど体は硬直し頭は混乱しやすくなるのです。
つまり機嫌が悪い状態というのは、あなたの能力が全く活かせていない状態になってしまっているので、自分で自分のご機嫌をとれるようになるほうが自分のパフォーマンスはよくなるという効果があります。
先ほどのポジティブ・プラス思考とかも自然とできるようになるのです。でも、自分で自分のご機嫌がとれないとメンタルに影響が出てありとあらゆる事が上手くいかなくなる可能性があがるんです。
機嫌悪いのをブツける?それとも把握し解決する?
つまり、機嫌が悪い状態が続くと目の前の問題を解決をしたり何らかの目標を達成することができにくくなってしまうわけです。
酷くなると・・・「大丈夫?」相手の思いやりの一言を。「下に見られている。」とバカにされていると錯覚してしまったり。
逆に、機嫌が悪い日々の中で「君は素晴らしい!」という口先だけのいい言葉でご機嫌になり騙されるとかもあります。
それならば、まだいいのですが自分のご機嫌を自分でとれないとその機嫌の悪さを誰かのせいにしやすくなり、イライラした感情を周りに振りまくようになってしまいます。
そうなるとどうなるか?人は離れていき関わらないほうがいいと思われやすくなるし一緒にいるだけで居心地の悪さを感じてしまうのです。
しかし、逆に自分の機嫌を自分で取れる人はパフォーマンスが高いのでしっかりと意図を知ろうとして問題があるのならば解決をします。
わざわざ誰かを責めたりもしません。
そして、周囲に大して前向きな影響を与えられるようになるので人も集まりやすくなるのです。
「嫌い」なのではなく「嫌」になる。
でも、この自分のご機嫌は自分でとれ!と言われるとなんか嫌な気分になる人がいます。
これまで色んな人のメンタルトレーニングをしてきましたが、もし全てにおいて「自分のご機嫌は自分でとる」これを突き詰めるとほとんどの人が嫌になると思います。
なぜなら・・・
”誰かになにか嫌な事をされた時や実害があった時にその人のせいにしてはならない”
と捉えてしまうからです。
「いやいや、嫌な事されて不機嫌なのになんで自分でご機嫌をとらなきゃいけないの?相手が私の機嫌をとるべきだ!」
という思いが出てきちゃうわけです。つまり、このご機嫌は自分でとると言われると誰かのせいにしちゃダメだ!と言われてる気がして仏になれみたいに言われている気になるんですよね。
「いやいや、私は人間だ!」
と叫びたくなる(笑)
でも、ここまでの話を聞いてもらえればわかると思いますが、機嫌がいいほうがパフォーマンスがあがるから結果的に問題を解決できるということです。
例えば相手に何かをやめてもらうにしても、機嫌が悪いアピールをするよりもずっといい解決策を見つけ出せるわけですね。
そして何よりも機嫌がいい状態を自分でつくれればあなたの人生の充実度は明らかにあがりますからあなたにとってメリットしかないのです。
・・・つまり自分のご機嫌は自分でとるというのはあなたにとってもあなたの周囲にとってもよい概念なんですね。
ただ頭の中で唱えるだけでも言葉にするだけでも気持ちを楽にする効果もあるので少しずつ意識してみてください。
でも・・・繰り返していくとこう思うはずです。
そんなの無理でしょ!?
と。そう思うのは当然です。私たち人間は生きていればいいことばかりではないし、バイオリズムもあって体調の変化もおこる中で・・
自分のご機嫌を常にとり続ける。
ことは非常に難しいですよね。
いつも常に「ご機嫌ご機嫌!」みたいに言っている人がいたら逆にそれはそれで怪しいですし、ご機嫌と言うのは言葉ではなく心の状態なので言葉にしても無意味どころか逆効果になります。
結論から言うとブッタのように悟らない限りは無理だと思います。(ちなに私は悟ってないし悟る気もありません。)
しかし、私自身。
少しずつでも出来るようになっていくことで幸福度も高くなるしあらゆる問題を解決できるようになり、目標や願望も実現しやすくなっています。
だから完璧にやらなければいけない。
というように考えると無理なので、一歩ずつ少しずつ心の許容量を増やしていきましょう。脳トレだと思って磨いていってください。
脳科学的に言うと感情をつかさどる脳は、認知や記憶をつかさどる脳とは違って年をとっても鍛える事ができます。
そして何よりも。
誰かをコントロールするという不可能なことをするよりも自分のご機嫌をコントロールする事のほうがずっと人間ならば誰もがもつ「コントロール欲求」を満たしてくれます。
結果的に自分のご機嫌がいい状態の人のほうが他人によりよい影響を与えることができますから。
だから一歩一歩。
少しずつでもいいので自分のご機嫌は自分でとれるようになってみてください。きっとそっちのほうがあなたの人生は楽しいものになっていきます。
自分のご機嫌を自分でとる最も簡単な方法
さて、いかがでしたか?自分のご機嫌を自分でとれるようになると明らかにあなたの人生にとってプラスになるということを心理学や脳科学を使って解説をしてきました。
明らかに自分の機嫌をとれるほうがいい。
というのが伝われば嬉しいです。
とは言っても
「でも、まずは何をすればいいの?」
と思うかもしれません。
それならば…まずは運動や瞑想をするところから始めてみるといいです。これは既に科学的にも証明されているので是非試してみてください。
とは言ってももっと具体的にどうやればいいか知りたいとか直接自分のご機嫌をとる簡単な方法を知りたいのであるのならば是非、メール講座に登録してみてください。