「なぜ、あの人は言い訳ばかりするのか?」
「なぜあの人は言い訳が多いのだろうか?」
と疑問に思ったことはないでしょうか?
そんな言い訳をしても事実は変わらないし、その人の人生はなんらよくもならないのになぜ?と。言い訳をするなと言ったとしても・・諭したとしても言い訳が止まらないのを見てそう思われるかもしれません。
しかし、これはなんらおかしい事ではないのです。
心理学的に言えば。
もちろん中には言い訳をして逃げようとしている人もいますが、大体の場合は本人の中では正当な理由を言っているつもりなのです。
そこでここでは
- なぜ人は言い訳をするのか?
- 言い訳をするとどんな人生が待っているのか?
- 代表的な10の言い訳
この3つについて紹介していきたいと思います。これを読めば言い訳をする人に「言い訳してるとこんな未来が待ってるよ。」と優しく諭してあげることもできます。
そして、実はあなたも知らず知らずのうちに言い訳をしているかもしれないということに気づくかもしれません。
是非参考にしてみてください。
なぜ、言い訳をするのか?心理的理由
人が言い訳をする理由は沢山あります。そして、多かれ少なかれ人は気づかぬうちに言い訳をしているものです。言い訳が多すぎる人がいるとなんでだ?と思われるかもしれませんがほとんどの場合、次の理由で言い訳をしているのです。
・失敗の恐れ
・困惑の恐れ
・成功の恐れ
・変化の恐れ
・不確実性の恐れ
・責任の恐れ
・間違いをする事の恐れ
・自信やリソース欠如に対する認識
言い訳をうまくなくすためには、「恐れ」をうまく取り除けるようになるかどうか?がカギになってくるのです。
そもそも「恐れ」というのは私達人間のコンフォートゾーン(現状維持であることが快適であるという思い込み)から抜け出そうとするときに感じる感情です。つまり・・・恐れというのは未開拓ゾーンにはいろうとしているわけですね。
しかし、ほとんどの場合は「恐れ」とは避けるべき対象として認識してしまうためそこに誤解がうまれているんです。
つまり・・・人が言い訳をするのは。
自分にとって未開拓なゾーンにはいることを恐れるからこそうまれるものなのです。
しかし、これらの恐れは
・理解をすること
・情報を得ること
・リソースを増やす事
・経験値を積むこと
・物事の見方を変える事
によって解消することができるのですが、それができないから「わからない未来」に恐れ言い訳をし一歩も進まない自分に苦しんでしまうのです。
言い訳が多い人であるほど目標を達成できない・問題を解決することができにくくなるのですが、この根本的な要因は「自信のなさ」「自己肯定感の低さ」からきているのです。
言い訳を続けることの恐ろしい結末
「でも現状維持でいいじゃないか?」と思われるかもしれませんが、言い訳を増やしてもあなたの人生は何も前向きな方向に向かうことはありません。それどころか永続的に悲惨な結果をもたらす可能性さえあるのです。
なぜなら、言い訳はあなたが本来できる可能性があったものができなくなるという潜在的な能力の開発もできずパフォーマンスをあげることもできないからです。
何らかの問題が起こった時に言い訳をしてしまい、解決の機会もなくなり強みを活かすこともできずスキルも身に着けることができないのでただ流されるままの人生になってしまうのですから・・・どちらかといえば不幸な方向に人生が向かってしまうのは言うまでもありません。
人間は生きていれば、いくつになったとしても障害や問題はつきものですから・・・
そういった障害を乗り越えるためには自分自身に挑戦をしなければ何かができることもなければ何かを変えることも決してできない。
チャンスなどの機会に気づくこともできません。
つまり、具体的に言い訳を繰り返すと以下のような結果になる可能性があがるということです。
・責任感の欠如
・自己成長できない
・自分を制限する信念を持つ
・継続的に後悔する
・「もし、〇〇だったら」という空想
・決断をしなければならない時の判断力の低下
・行動や思考のパフォーマンスの低下
・現状維持バイアスが常に働く
・積極的行動と創造性の欠如
さて、もしあなたがこれらのデメリットを抱えていたとしたら10年後の人生どのようになっているでしょうか?想像をしてみてください。
おわかりのとおり言い訳をしていても充実したライフスタイルを実現させてくれることはありません。それどころかよりよくするための考えや行動を妨げるだけです。
だからこそ、自分の人生をより充実させたいと思っているのならば「恐れを抱いている事」「自分を信じれれていない事」を素直にみとめることが初めの一歩になります。
そして以下の質問を自分に投げかけてみましょう。
・あなたはどのような言い訳をする癖がありますか?
・なぜこれらの言い訳をしているのでしょうか?
・言い訳をした結果。生じる結果をリストアップしましょう。
・言い訳はあなたの人生を前進するのをどう妨げますか?
あなたがしているかもしれない10種類の言い訳とは?
言い訳にはさまざまあって、自覚している言い訳もあれば自覚していない無意識的に行われる言い訳もあります。そのため、人それぞれ異なるのですがあなたにはあなたの特徴的な言い訳があります。
そこでここでは、よくある言い訳を分解してそれが何wお意味するのか?そして言い訳が出てきたと時にどう対処をすればいいのか?事例を10個種類用意したので参考にしてください。
言い訳#1:時間が足りない
この言い訳をするとき、それはあなたが情熱を注ぎ集中をするものは何か?どのような方向に向かっているか?という優先順位が定まってないこと。そして、時間を最も効率的に使うことに苦労している可能性があるということを意味します。
ほとんどの場合は優先順位が定まってない可能性が高いですが、この言い訳は自分の時間を大切にしていないか?望む結果を達成するために時間を投資したくないか?のどちらかだと思われます。
実際、この言い訳の原因は先延ばし癖と怠惰から生まれている可能性があるため自問自答してみてください。
言い訳#2:お金が足りない
この言い訳をするときはあなたが人生にとってお金の価値を低く見積もっていることによっておこっていると言えるでしょう。
・手軽に簡単にお金を稼ぐ方法を探している
・お金以外に目がいってしまっている。
このどちらかです。この社会を生きるために、現実を考えた場合経済的な安全をまずは達成することが先決です。でもその達成をするための決意・粘り強さ・忍耐力を持てていません。
この言い訳は、経済的な目標を達成するための戦略やアイディア・知識が不足している可能性があると言えるでしょう。そのためまずは関連する書籍を読み知識と理解を得ることがまずは大事です。
言い訳#3:学歴がない…
この言い訳をするときに、あなたは自分自身の創造性やインスピレーションが足りていないこと。また、頭脳が足りないぶん一生懸命に普通よりも努力し努力をする意欲が欠けていることを意味します。
学歴がない・・頭が悪かったとしても成功している経営者もいるしクリエイターや有名人は沢山います。しかし彼らは創造的であり、願望に素直で、目標を達成するために誰よりも一生懸命努力をすることをいとわなかったはずです。
もしかしたらあなたにはそれが足りないのかもしれません。
言い訳#4:年を取りすぎ・若すぎ
この言い訳をするとき。それはあなたが自信が至らず自信がケツ悪していることを意味します。どんな年齢の人でも男女関わらず何らかのありえないと言われた目標を達成している人は沢山います。
老人なのにマラソンを完走する人やゲーム系のYouTubeで活躍している人。20代なのに何十億の企業を経営している人など。
あなたが目標を達成するために年をとっているとか・若すぎるから・・・というのは決してありません。確かに難しいと思う気持ちはわかりますが、新しい体験をし学んだり過去の経験を活かしたりしすればいいのです。
そして、もっといえば若い・年をとっているというのは逆に優位性になりえるのです。
言い訳#5:方法がわからない
この言い訳が出てくるとき。それはあなたが目標を達成したり問題を解決するために能力にたいする自信が欠如していること。そして、成し遂げるために何を学び、どんな経験をすればいいのか?更に過去、目的のために時間をかけられなかったことを意味します。
実はこの言い訳は比較的簡単にクリアすることができます。本を読んだり実践的な経験を積んだり、誰かに助けをもとめることによってどう行うのか?を学ぶだけです。
それによって何度も何度もミスしたりすることによって最終的に何が効果があるのかを発見することができるでしょう。そして試行錯誤をすることで目標を達成する道を見つけ出すことができるでしょう。
言い訳#6:私は私を変えることはできない
この言い訳をするとき・・・それはあなたが変化をおこすのに決定的な理由を欠いていること。そして変化をするために必要な感情的な苦痛が足りていない事を意味します。
そもそも私達人間の行動原理は痛みを避ける事と快楽を得る事の2つしかありません。そして、変化をするための動機は「痛み・快楽」この2つの動機が両方必要になる傾向があります。
つまり、あなたが変わることができないと信じているのならば・・・それは変わることができないのではなく「変わるに足る動機が足りない」のです。
そのため、もしあなたがこの言い訳をやめたいのならば、変化をした快の未来を描いて、変化をせず現状維持を続けることによる不快な未来の両方をイメージする必要があります。
しかし、ほとんどの場合は快楽しか見ません。そのため現状維持を続けたらどんな恐ろしい辛い現実が訪れる可能性があるのか?を明確化してください。
言い訳#7:失敗をするのが怖い
この言い訳をするとき。あなたは自信と知識と経験を欠いていることを意味します。世界No1コーチであるアンソニーロビンズはかつて「恐怖は本物のように見える偽りの証拠にすぎない。」と言っていました。
何か全身をしようとするときに怖いと感じるのは失敗の見方です。何も知らなければその失敗は大きな失敗に見えるでしょう。
しかし、知識と理解・経験を得るとその失敗はたいした失敗でない事や失敗から得られるもののほうが多いということに気づき自信につながることを実感できるはずです。
そして、経験を積むことによって得られる自信は、恐怖に対して適切に乗り越えるのには能力を身に着ければいいということを学ぶことができるのです。そもそも、達成への道は常に障害・課題・問題が存在していることを考慮するべきです。
障害がない・課題がない・問題がない道は存在しないことを知った上で選択をすることによって諦める確率も減らすことができるでしょう。言い訳などできない心理を作ることもできます。
言い訳#8:今は時期ではない
この言い訳をするとき。それは視点や情報・リソースを欠いている可能性がありますが、時に本当に行動をおこすのに適切な時期でない場合もあります。
ただ、多くの場合は前者のほうである場合が多いです。
そのため物事の見方を変えて理解。そしてリソースを増やすことによってこの言い訳に対処ができるようになります。
そのためには、あなたの最初の目的と目標を明確化し、それを達成するために何が必要なのか?ほかにどんなリソースが必要なのか?を知らないといけません。
また、違う視点で見た時にその選択が何をもたらすのか?も考えた方がいいでしょう。時期ではないのではなく今はまだリソースが明確化していないとまずは自分がもっている資源を洗い出しましょう。
言い訳#9:準備ができていない…
この言い訳をするとき、それはあなたが戦略や計画をしていないか?単にあなたがわからなさすぎて混乱していることを意味します。
たぶんこの言い訳をしている時は、達成するまでの戦略・明確な行動計画が立てられていない状態です。そのため計画や戦略を聞いたり自分でたててしまえば恐れは取り除くことができるでしょう。
ただ、あまりに細かく計画や戦略を練りすぎると逆に恐れが大きくなる可能性があるので適度なところで終わらせるようにしましょう。
言い訳#10:うまくいかない…
この言い訳をするときには、あなたが達成するために必要な自信が足らず動機が足りていないことを意味します。他にも・・・忍耐力・創造性・視点・決意が足りていない場合もあります。
あなたが最終的に達成したいのであれば、これらの資質のそれぞれがバランスよく必要になります。この言い訳をしてしまっているあなたはどれが足りないと思いますか?
言い訳していい場合
言い訳してはダメな場合
さて、どうでしたか?理由はおわかりになりましたか?そして言い訳をしているとどんな未来が待っているのか?そしてよく使われている言い訳はどんなものか?参考になりましたか?
もしかしたらあなたも当てはまっているものがあったかもしれません。もし、当てはまっていたのならばきっとあなたの中では「正当な理由があった」ものもあったはずです。
しかし、それがもし本人の中で
・解決したい問題
・達成したい目標
を実現したいのにも関わらず、そこに対して言い訳をするのは非常に危険です。そのため、もしあなたがこうしたいとかああしたい。こんなのは嫌だということに対して言い訳をしているのならば注意をしてください。
別にそうでないのならば・・・言い訳をするよりも「どうでもいい事」といった方がまだましかもしれません。とにかく大事なのは言い訳をしないことではなく「目的や目標」「解決したい問題」を中心に考えることです。