「自信喪失をして全くやる気が出ない・・・辛い。無気力になって鬱病になってしまうのではないか。」
という状況であるのならば、今のあなたはこれまであった自信の源のようなものを失い、全く自信がない時よりもキツイ精神状態なのかもしれません。
これまではイキイキとまではいかないまでも並には自分を信じられていたけど、自分の支えとなっていた信じるものがなくなり全てを失った。
一体、自分の人生はなんだったんだ・・・
これまで頑張ってきたのは無意味だったのか・・
もう、自分には何もない。生きてる価値もない・・
とまで思っているのかもしれません。
ただ、これだけは言えるのは、このままではいけないと思っても何も湧き出てくるものがない状態のはずです。
でも、安心してください。
あなたはこれまでの自信の持ち方が心理学・脳科学的に失いやすい方法であっただけです。それがわかれば今からでも少しずつ自信をつけていくための方法がわかるはずです。
そもそも自信喪失とは?
自信喪失とは?その言葉にあるように「自分が信じていたものを失った」事によって無力感や喪失感を感じている状態です。
仕事や恋愛・結婚や人間関係などで使われている言葉で、これまでそれなりにうまくやってきた事・信じてきた事で、うまくいかなかったり、失敗をしたり、評価をされなかったりして失った状態です。
人は何かを信じたい生き物です。その信じたものを喪失したことによって今まで自分が生きてきた人生さえも無意味に感じてしまうほど苦しくなり無気力に襲われる・・それが自信喪失状態なのです。
自信喪失状態の問題点
信じるものがなくなった・・・。
言葉だけみるとたいしたことがないように思うかもしれませんが、今現在自信喪失をしている状態のあなたならばもうおわかりかと思いますが、この状態になると今まで積み重ねてきた人生全てが無駄だったという状態のため、心理学的にアイデンティティーが損失しているのです。
若いころにこの状態ならばよくある事で軽傷で済むのですが、頑張って積み重ねてきた信じていたものを失った状態です。
月の収入20万でギリギリ生きてきた状態の人と貯金1000万を失って月の収入が20万になった人とでは、同じ20万の収入ではは明らかに後者のほうが精神的に追い込まれるように・・・自信も途中段階で喪失をすると精神疾患に陥る可能性が高くなるのです。
・生きる意味の喪失
・無気力感
・無価値観
・復帰する事に対する恐怖
・精神的苦痛
は全く自信が最初からない状態よりも大きく感じるのでなかなか復帰をするのが難しい。なんとかしようとしても一歩も踏み出すことができなくなってしまうのが自信喪失状態の問題なのです。
・次の恋愛に進むことができないトラウマ
・与えられたチャンスから逃避をする
・再チャレンジをする意欲がなくなる
・仕事に行きたくてもいけない状態になる
・キャリアダウンをした選択
などなど、なんとかしたいと思っていても強く気持ちを一瞬持ったとしても乗り越えることが難しいと感じてしまうのが自信喪失の大きな問題なのです。
>>自分が信じられないとは?自己不信に陥る3つの理由と対処法
失われるものを信じたのが原因
これらの事例を見てもらえばわかると思いますが、自信を喪失する人というのは「何らかの出来事」によって自信を失っているのがわかります。心理学や脳科学を調べていくと自信というものが”根拠のないもの”であるのはもちろんのこと、自信の源となるものが「失われるもの」であるほど喪失感を感じるのです。
ポジティブ心理学では、
”自分の持っている強みを活かす事・自分が乗り越えてきた事”
これが多いほど自己肯定感があがり喪失しようがない自信につながるとされているのです。
辛いことや苦しい事は沢山あるし失敗も困難な状況も生きていれば誰しもあるのですが、そんな中で「この仕事に誇りを持っている」とか「過去の結果」「この職業に信念をもっている」などというような失われる可能性のあるものを信じてしまっているのならば・・・出来事によって失われてしまいかねないのです。
そう・・あなたが自信喪失をしたのは失ってしまうものを信じてしまったからなのです。
でも、あなたがこれまで経験してきたありとあらゆることの中に小さな小さな自信の種があるのも事実なので、ここでは今あなたが自信喪失した状態から自然と立ち直っていくための方法をステップバイステップで紹介していきましょう。
自信喪失状態から自然と立ち直るための5ステップ
それでは自信喪失をしている状態からいかに立ち直ればいいのか?そして、二度と自信を喪失しないような立ち直り方をしていけばいいのかをステップバイステップで解説をしていきましょう。
STEP1 強みを見つけ出す
まずはあなたの強みを見つけだしましょう。強みというのはあなたにとって容易にできることだけど他の人にとってはちょっと難しい事です。例えば、あなたにとってはユーモラスなオモシロイ事を考えるのが普通だったとしてもですよ。ある人にとっては、三日三晩たっても出てこない人がいるとします。
あなたにとっては当たり前に出てくるものも誰かにとっては簡単ではない事。
というのは必ずあります。しかし、なぜか多くの人は自分の強みを”当たり前”と思い弱みを育てようとしてしまいます。そのため気づくことができないのです。しかし、それは必ず存在するので紙に書いてでもいいので見つけ出してください。
STEP2 弱みは認めて減らす
見つけ出したら、次に自分の強みの反対のものが弱みになるはずです。例えば創造性が強いけど、1つずつ順序だてて物事を考えるのが苦手だったり・新しい技術やスキルを勉強して覚えるのが苦手だったりします。しかし、日本の文化なのか弱みを努力でなんとかしようとします。
しかし・・・当然ですが弱みなわけですから他の人の何倍も努力が必要になるしストレスを抱えるだけです。
そのため弱みは弱みと隠さず素直に認めてできる限りやらないようにしてください。仕事・男女関係・人間関係でも強み・弱みを把握している人のほうがあらゆる面で有利に立つことができるのです。そのため弱い部分については誰かに頼り感謝をするようにしてください。
STEP3 簡単な事からでいいので強みを活かす
現在、あなたは自信が完全に喪失した状態なのでイキナリ「これが強みだ!」となっても突っ走らないでください。まずは小さな事からでいいので日常からその強みを使うようにしましょう。
ユーモアが強いと思ったのならば・・・身近な人を楽しませる。
独創性のあるアイディアが強みなら・・・他の人には出せないアイディアを提供する。
というように日常からでいいので活かしてきましょう。日常からほんのちょっとしたことでも強みを活用していると喪失した自信を少しずつ回復していくはずです。ほとんどの方は自分の弱みを苦労して頑張ってなんとかこなしたことを自信の支えにしている場合がほとんどですがそれは逆効果です。
STEP4 少し難易度の高いものにチャレンジし磨く
ある程度、弱みを削って強みを活かすことができるようになったら・・・ちょっと難易度の高い強みを活かせることにチャレンジをしてみましょう。物理的なリスクがないことでいいので今の自分なら「ちょっと難しいかも」と思えるものがベストです。
新しいスキルや技術でもいいですし、ヒッチハイクでもいいです。
とにかくいかに自分の強みをここで使うのかがポイントです。
コツコツと何かをやることが得意ならば、たとえば1日1冊本を読んでメモをとるとかブログをやってみるとかなどなど、続けることによって知識やスキルが磨かれるようなことをやってもいいかもしれません。なんでもいいので自分の強みを活かしてちょっとだけ難易度が高い目標を設定をしていきましょう。
STEP5 成長ノートを作る
そして最後に、自分の強みを活かして「これまでできなかったことが出来るようになったこと」「達成したこと」をノートに記録していきましょう。自分が成長した記録をノートに残すのです。
◉日続けられたというものでもいいですし、
◉分かかったものが◉分になった。
など数字化できるものにすると具体的で体感ができるはずなので、どんな些細な事でもいいので「自分は成長できるんだ」「できなかったことができるようになっていってるんだ」ということを体感してください。この繰り返しが自分の強みを活かして乗り越えることができるという自信につながるはずです。
自信はガソリン!
さていかがでしたか?この記事では自信喪失をする理由とその根本的な原因から自信を取り戻す最もシンプルな方法までをあらゆる心理学や脳科学を用いて紹介をしました。是非ただ読むだけではなく実践をしてください。
イキナリはできないと思うので自分のペースで取り組んでください。
少しずつでも自信を取り戻せるはずです。
自信というのは私たち人間にとって「何かをやってみよう!」という力になるだけでなく、なんらかの障害や問題が怒っても乗り越えることができるという原動力になります。
・根拠のないただの自信。
・失敗したりミスをして失う自信。
ではなくあなた自身の中にあるものとそれを活用して乗り越える力を信じることができるようになれば、どんな荒波の中でもどんな失敗の後でも自信を回復することができるようになるでしょう。