「私たち夫婦は関係がよくなくて毎日辛いです・・こんなはずじゃなかったのに。どうすれば夫婦関係よくなりますか?」
自分なりに夫婦関係をよくしようと色々頑張ってきたつもり・・でも、全然夫婦関係がよくならない。
それどころかこのままいったら離婚とか浮気とかの大事件がおこりそう、それだけは避けたい。
でも、自分でできる事は一生懸命やってきたつもりなのにこの始末。
どうすればいいのかわからない・・
となりますよね。
しかし、そもそも夫婦関係をよくするための方法は結局は「あなた自身が一番しっている」のです。幸せの形は人それぞれですから・・どういう夫婦関係を築きたいのか?から考えていけば何をすればいいのかは自然と見えてくるはずです。
そこでここでは、夫婦カウンセラー・セラピストが推奨するあなたの夫婦関係をよくするための7ステップを紹介していきます。
STEP1.鏡の前に立って自分に正直になりましょう。
まず夫婦関係をよくしたいと思うのであるのならば…これだけは絶対にやってはダメな事があります。
それは「相手を変えようとする事」です。
夫婦関係を良くしたいのならば・・自分自身を改善する。
というコミットから始まります
もちろん夫婦関係ですから、その関係は一緒に作っていくものです。
そう考えると確かにパートナーが変わるというのは必要になってくるような気がしますよね。
でも・・たとえ夫婦であれ、それが子供であっても・・
人を変えようとしても人を変える事などできないのです。
だからこそあなたがやるべきなのは自分が変わり影響を与える事。
そのためには、まずはあなた自身が変わる決断をしましょう。
そのため今一度鏡を見て自分が何を変えたいのかをを問いかけてみてください。
どう強くなってどう良くなって、どう幸せになっていくのかを自問しましょう。
STEP2.自分と相手を幸せになる行動を1つ選び実行しましょう。
うまくいってない状態を経験しているあなたならば、一体何があればうまくいっていると感じるのかが結婚する前よりもわかっているはずです。
そして、
- 自分が何ができるのか?
- パートナーがどういう時に機嫌が悪いのか?
- 気分が落ち込むのか?
- 何が好きなのか?
知っている事があるはずです。
しかし、夫婦関係が良くなくなっている今、知らないことも沢山あることもまた知っています。
つまり理解していることと理解していない事があると知っていて完璧ではないこともわかっているはずです。
もちろん、いきなり完璧な状態は難しいので、一歩ずつ進んでいる感覚を感じるために今すぐできる小さな事から変えていきましょう。
複数ではなくまずは1つやるべきです。
パートナーにも「何か少し変わったな。」と思ってるかもしれないな?程度でいいです。
人は行動からしか学ばないのでとにかく行動をしましょう。
ポイントはパートナーが困っている事をやってあげるところから始めてある程度慣れてきたら、今度は同等の事を頼んでください。
夫婦関係がうまくいかないのは「戦いが戦いを生む事」「向き合わない事で距離が離れる事」の2つです。
そうではなく「頼りあう事」「助け合う事」によって夫婦関係を築いていっていきましょう。
STEP3.親友と同じように挨拶をしましょう。
よく、挨拶をしようとか感謝をしようとか誉めようみたいに言う人がいますが・・
ただ単に挨拶をしても、感謝をしても、棒読みならば伝わるものも伝わりません。
大事なのは安心感を感じてもらう事です。
そのためには、親友に挨拶するように挨拶をしましょう。
夫婦セラピストのMarni Feuerman、LCSW、LMFTによると、興奮した状態であったり緊張した状態で挨拶をすると安心感をパートナーが感じにくくなると言います。
そのため、挨拶・感謝・褒めるにしてもそれは穏やかな心理状態で取り組むことが非常に重要なのです。
もし、あなたがこれらをやる際に「悲しみの中」「苦しみの中」「怒りの中」でやろうとすると逆効果になりかねませんので注意してください。
STEP4.最近の意見の相違について話し合う
多くの夫婦が人の夫婦を参考にしてもうまくいきにくい理由が、それぞれの夫婦・そして個人個人が何らかの偏見を持ってしまっているからです。
あなたの両親があなたの事を未だに子供だと認識しているように、あなたもパートナーも互いの認識が「この人はこういう人だ」と固まっているのです。
言葉の定義・会話の意図・行動の理由。
この相違からコミュニケーションの不和がうまれるのですが、ほとんどの夫婦は長く一緒にいればいるほど意図の確認をしなくなります。
意見が相違すれば余計に向き合わなくなり、これが夫婦間の亀裂や溝を広げていくのです。
そのため、夫婦セラピストのフォイアーマンは「感情的な再評価」という手法を試すことを提案しています。
やることはシンプルで二人で会話をするときに互いの意見の「相違の意図」や「感情」についてシェアをしあうというものです。
STEP5.15~20分互いの目を見る
15分~20分お互いの目をみる・・といっても、これはもちろんにらめっこをするというものではありません。
実はこの数十分間お互いの目を見ることは夫婦セラピーなどで提案されるものなんですが、流石にここまではしなくてもいいです。
しかし、会話をする際、うまくいっていない夫婦ほど、目を合わせて会話をすることがありません。
そのため目を合わせて会話をするようにしましょう。
挨拶からでもいいです。
ちなみに夫婦セラピーでは、触らず話さず気を散らす者がない中で互いに愛情を持った目で見つめ合うというワークをしたりします。
それによって感情的な親密さを構築できるとされているからです。
最初は不快なクライアントさんが多いみたいですが、目をそらさずやることによって後の夫婦のコミュニケーションが暖かくなるなどの効果があります。
流石に二人だと難しいので1日15分を目標に暖かい目で互いに目を合わせる時間を増やしていきましょう。
STEP6.パートナーと自分自身により多くの自己肯定感を与えあいましょう。
あなたが本当に、素直に、正直にパートナーを褒めたのはいつでしたか?尊敬している部分を伝えたのはいつですか?
ただ単に「すごい!」とか「カッコイイ!・かわいい!」ではなく。
「説明が上手」「その髪型にあってる」という具体的な伝え方をしたり、感謝をしたりしましたか?
もし、していないのであるのならば、今すぐ伝えましょう。
ただ単に褒めることに意味はありませんが、誉め言葉や感謝は相手の自己肯定感・自尊心を高める事につながります。
それによってパートナーは喜びを感じるでしょう。
でも、見逃しがちなのがあなた自身です。
なので、一日に数分でいいので自分の努力や頑張り、パートナーの弱みを支えるあなた自身を認めてあげましょう。
ある程度パートナーを褒め認めて喜んでもらえたら・・逆に質問をしてもいいです。
「私の強みってなんだと思う?」「どういうときにありがたいって思う?」というように。
そうすれば自ずとパートナーはあなたの自尊心を高めることをシェアしてくれるはずです。
大事なのは互いが互いの自尊心・自己肯定感を高めあえる関係にすることです。
こういうことをしている関係の間にいる子供は、当然ですが誰かを褒めたり・認めたり・感謝をすることが習慣化して人間関係を良好にもしやすくなるので是非やることをオススメします。
STEP7.もっと分かりあいましょう!
付き合った当初は40%、結婚してから数年たつと20%しか相手のことを理解していない・わかっていないと言われています。
つまり関係が長期になるほど夫婦はわかりあえない。
理解し合うことができなくなってくるのです。
ここまでのステップを踏むことで1%くらいはパートナーに対する理解は増したはずです。
しかし目を向けるべきはそこではありません。
あなたが目を向けるべきは、どうやっても100%相手を理解することはないという事です。
だからある程度仲良くなっていい関係になったからと言って安心してはいけません。
関係は管理をしないといけないのです。
だからこそ「わからない」ということを前提に「わかり続けていく」ために旅行に行ったり、何らかの問題を一緒に取り組んだり、DIY・家事をしたりすることによって相手のことを理解し続けていきましょう。
または日常をシェアしあいましょう。そうやってわかりあっていく過程が絆を深めるのです。
放棄しはじめた瞬間から亀裂や溝がうまれるので常に意識していってください。
まとめ
夫婦関係をよりよくしていきたい!と思っているのならば今紹介したステップを何度も何度も確認して実行をしていきましょう。
忘れないように最後にまとめておきます。
- 鏡の前に立って自分に正直になりましょう。
- 自分と相手を幸せになる行動を1つ選び実行しましょう
- 親友と同じように挨拶をしましょう。
- 最近の意見の相違について話し合う
- 15~20分互いの目を見る
- パートナーと自分自身により多くの自己肯定感を与えあいましょう。
- もっと分かりあいましょう!