自尊心とは?自尊心が低い人の心理学的原因と特徴を解説

自尊心とは?そのまま直訳した意味で、自分自身を尊重する気持ちのことで心理学的に言うと、ありのままの自分を認める自己肯定感と、他人に評価される事を求めるプライドの両方を兼ね備えている状態です。

しかし、この自尊心などにかんする最近の心理学研究では判明したことが沢山あります。

この記事ではそんな中でも自尊心が低い人に関する最新の心理学の研究でわかっている特徴と原因。そして高めるための方法をわかりやすくシンプルに解説していきます。

自尊心が低いとはどういう状態

自尊心が低いとはどういう状態

自尊心が低い状態というのは、一言で言えば自分自身に対して否定的な評価をすることです。言い換えれば、あなたが自尊心が低い状態であるのならば・・・あなた自身について前向きな見方をすることができないということです。

そのため自尊心が低いと「私は無価値だ。」「だから自分はダメだった」「私は頭が悪い」というようにネガティブな捉え方をし、「あの時もダメだったし・・」「どうせ何をやっても・・」というようなセルフトークのループにはまってしまう可能性があがります。

それによって不安・悲しみ・絶望感を感じやすくなる可能性があがるのです。

そして自尊心が低くなると以下のような信念を持つようになる傾向があるとされているのです。

・価値がない:私には価値がない
・不十分さ:私はダメな人間です。
・悲観論:私には明るい未来がない
・失敗:私は何をやっても失敗する
・否定的な特徴:私は退屈・私は醜い

このような特徴をもっているのですが、他にも以下のような特徴があるとされています。

・自己批判的になる
・他人からの批判に敏感になる
・失敗に目がいく
・社会から離れる(引きこもりなど)
・悲観的である

自尊心はある意味でプライドが高くなり他者に対して攻撃的になる傾向もありますが、だからこそ自尊心を失うと自己肯定感よりも陰にはいりやすくなってしまうのです。

>>自尊心とは?自尊心が低い人の心理学的原因と特徴を解説
>>自己肯定感とは?高い人と低い人の明確な違い5選

自尊心が低くなる4つの主な原因

自尊心が低くなる4つの主な原因

では、このように自分自身、そして自分の人生さえも否定的・批判的に見てしまう低い自尊心ですが・・なぜ自尊心が低くなるのでしょうか?

細かくすればいくつか要因があるのですが、主に心理学の研究では以下の原因が自尊心が低くなる可能性が高いとされています。

幼少期の経験

幼いころの虐待・ネグレクト・いじめの経験は、自分自身を信じられなく信念を最も強く植え付けると言われています。これらによってトラウマ体験をした子供であるほど自分が「悪い人間である」という信念をより強く植え付けるとされています。

>> 自分に自信がない原因は幼少期にある!が実は危険な3つの理由と解決法

他人からの期待

あなたが他人への期待(例えば両親の基準・学校の基準)を満たさない人間であると感じてしまった場合。これはあなたがなんらかの失敗をしたという経験がついてきます。たとえそれが現実的でない期待であったとしても・・・本人が期待を裏切ったということを感じると自尊心を低下させる信念がうえつけられやすくなるのです。

グループの圧力

学校、職場などは場所によってはパワハラやモラハラ、イジメなどの圧力が強い環境である場合。その環境に適合しなかったり取り残されたと感じた時に自尊心に影響を与える可能性が高くなります。

暖かさや愛の欠如

人間的な温かさや安心感を感じない警戒をしつづけなければいけない環境にいると自尊心が低下する可能性があがります。もし、幼少のころからこの感覚を得られない人であるほどトラウマを抱えがちです。しかしこれまでそういった環境にいたとしても警戒し続けなければいけない環境にいる場合でも低い自尊心になってしまう可能性があがるでしょう。

自尊心を高めるための6つの方法

自尊心を高めるための6つの方法

意識的に生きよう!

低い自尊心は先ほどの原因からもわかるように「過去の経験に対してどういう意味をつけているのか?」からおこっています。今、目の前のことに集中していないときほど、この過去の経験を思い出し未来への不安を感じるのです。

そのため、そうならないようにするためには意識的に今この瞬間におこっている問題や障害。今やるべき事に集中するようにしましょう。

今この瞬間に生きる!この感覚をもてるように意識をし実行することができれば、低い自尊心から来る自己評価や未来への不安を感じないようになっていけるでしょう。

ダメな自分を受け入れよう!

自己肯定感でも自尊心でも重要だと言われているのが「ありのままの自分を受け入れる力」です。これはうまくいっていることもうまくいかなかったこともです。

例えば、間違いを犯したときに「間違いを犯すこともあるよね。」「失敗をすることもあるよね。」というように大切な友人に語り掛けるように思いやりを示すのがポイントです。

自分だったら大切な人にたいしてこういう時。どう伝えるのか?を前提にして受け入れてあげるとうまくいきやすいはずです。

自己責任能力を高める

自尊心が低くなればなるほど・・・自分で責任をとろうとする能力が低下してしまいます。なぜなら自分は無価値だと思っているので「できない前提」で考えがちだからです。

そして、自尊心が低すぎるところまでいくとと自分に関係のない事でさえも他人のせいにできないのでそれが自分に降りかかってくるのは耐えられないのでしょう。

しかし、あえてここで自己責任をとらざるおえない選択をするのです。最も簡単なのが「宣言をする」というのがいいでしょう。「今日は〇〇する!」「〇キロやせる!」などからでいいので宣言をして責任をとらざるおえないことをやりましょう。

自己主張をする

自尊心が低くなればなるほど、自分の意見を言うことができにくくなり周りの反応が微妙だとすぐに自分の意見を飲み込むようになってしまいます。

しかし、自尊心を高めるためにはまずは自分のニーズを尊重し自分の考えや感じ方を発信する事が重要になります。まずは自分自身を第一に考えてたとえ人に嫌われたとしても避けられたとしてもまずは発信をしていきましょう。

伝え方や伝える順番を変えれば伝わるようになるので失敗を恐れずに自己主張をしてみましょう。

相手の意見を受け入れる

とは言っても、相手の意見を受け入れられるようにしておいてください。相手のいうことをきくかきかないか?ではなく、相手の主張は相手の主張としてうけいれてあげるのです。

これができずに互いの主張を戦わせるほどパワーゲームになってしまうので、相手の主張は相手の主張で受け入れましょう。他人を受け入れられるほど自分を受け入れる力になるはずです。

ただ、相手のいうとおりにはする必要はありません。それをすると自尊心を低下させてしまいやすくなります。

目的意識をもつ

目的意識を持つことは、自分には価値がないという自尊心を軽減する効果があります。あなたが人生の目的をもつことで自尊心だけでなくメンタルや健康にまで影響を与えるという研究結果も出ているのです。

目標をもっていると実行するための計画を立てるので、自ずと目標や目的に意識を向けて誰かと比べることなく、過去の自分と比べることになるので自ずと自尊心の低下を防ぐことができるようになります。

>>目的意識を持つと何がおこるのか?トップ10

誠実性を高める

誠実にいきるというのは、思いやりを持って・・というような精神論ではなくコツコツと物事に取り組むことができる力です。そして、この力が自分にとっての大切にしたい価値観に沿った選択や行動に焦点を当て続けることができるのです。

何か決めたことを続けたり、自分が重要視している価値観をもとに洗濯や行動をし続けることによって自ずと自尊心を高めることができるようになっていくでしょう。

自尊心が低い場合、自分に対するネガティブな信念があるので難しいかもしれません。しかし、そのままでは人生そのものがいい方向に向かうことがないので少しずつでも取り組んで改善をしていきましょう。

最後に

さて、いかがでしたか?自尊心は私達がこの社会を生きていく上でとても大切なものです。特にプライドに関しては必要ありませんが自尊感情(自己肯定感)はもっておいたほうがいいです。

なぜならこの自尊心は自分の人生のあらゆる障害を乗り越え切り開く力になりますから。

そのため少しずつでも自尊心は育んでください。

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参考文献

Branden、N.(1995)。自尊心の6本の柱。バンタムダブルデイ。
Mruk、C.(1995)。自尊心:研究、理論、実践。スプリンガー。
Orth、U。、&Robins、RW(2014)。自尊心の発達。心理学の現在の方向性、23(5)、381-387。

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